■待ちに待った給食スタート
令和6年1月10日、太宰府市立中学校全4校で待望の完全給食がスタートしました。これまで牛乳のみを提供するミルク給食と希望者が注文できるランチサービスを提供していましたが、今後は生徒全員に、栄養バランスの考えられた完全給食を提供します。
当日は、各クラスの給食当番が配膳室で給食を受け取り、教室に戻ってお皿につぎ分けました。生徒たちは先生の声に耳を傾けながら協力して作業を進め、「いただきます」の後は笑顔で食事を楽しみました。
■記念すべきはじめの献立は
中学校完全給食初日を記念して太宰府市産梅づくしの献立を提供しました。
食材には、市史跡地の梅を活用する「令和発祥の都太宰府『梅』プロジェクト」に参画する福岡県立福岡農業高等学校食品科学科梅研究班と共同開発した株式会社高橋商店の「うめのり(ゆず入り)」「うめぇたれ」、西日本鉄道株式会社の「太宰府梅サイダー」、カルビー株式会社の「ポテトチップス合格する梅はちみつうめ味」を使用しました。
■保護者も試食しました
12月22日(金)にいきいき情報センターで、小学校5・6年生の保護者と中学校の保護者を対象にした中学校完全給食試食会を開催しました。
参加した保護者と楠田市長、教育委員、市議会議員は試食しながら学校教育課の給食担当者から説明を聞きました。
■試食した人の声は
[小学生保護者]
量がしっかりあって、味も美味しかったです。4月から中学生の娘に良い報告ができました。温かく栄養が考えられた給食を中学生になっても食べさせることができるようになって嬉しいです。
[中学生保護者]
関係者の皆さん、完全給食を実現してくださり本当にありがとうございました!カルシウムや鉄などの栄養素が2分の1も入っていてありがたいです。美味しい給食をよろしくお願いします。
[教育委員]
子どもたちが1日の大半を過ごす学校生活を、栄養がしっかり考えられた給食を食べながら送れることを嬉しく思います。
■~保護者の皆さんへ~子どもたちの健やかな成長を願って
成長期の子どもたちにとって、健全な食生活は健康な心身を育むために欠かせないものであり、将来の食習慣に大きな影響を及ぼします。開始された中学校完全給食が、令和の都だざいふの宝である子どもたちにとって活きた教材として将来にわたる健康観や食習慣の形成の一助となることを願っています。
■小林(こばやし)ちひろ先生
同じ献立をみんなで食べられるのが学校給食の魅力だと思います。生徒たちがコミュニケーションを取りながら食べているのを見て嬉しくなりました。
■太宰府中3年・給食当番 釘﨑(くぎざき)くららさん
リハーサルと今日で2回目の給食当番でした。これから卒業までの間、みんなと一緒に給食を食べるのが楽しみです。
■太宰府市教育委員会 学校教育課栄養士 坂口 由梨恵(さかぐち ゆりえ)さん
多くの皆さんの協力のもと、中学校完全給食を開始することができました。成長期の子どもたちにとって、給食が健やかな成長のための一助になることを願っています。
■食べっと通信 中学校完全給食について
市立中学校の生徒たちに聞きました。
[宮本さん]
給食は温かいごはんが食べられて栄養も満点なので良かったです。
[江﨑さん]
約3年ぶりの給食で不安もありましたが、実際に食べるとすごく美味しくて、僕は毎回おかわりしています。
[髙瀬さん]
クラスのみんなと同じものを食べるのは小学校ぶりで、とても楽しく食事ができてうれしいです。
[吉田さん]
市内の小中学生のみんなと同じ給食を食べることができることに感謝しています。
問合せ:学校教育課 義務教育係
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