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国際交流・韓国

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福岡県太宰府市

■ニンニク大好き!韓国人
太宰府市国際交流員 金辛泫(キムシンヒョン)

韓国には「薬屋に甘草があれば、台所にはニンニクがある」という言葉があります。それだけニンニクは韓国料理の食材に欠かすことはできません。キムチ、プルコギ、わかめスープなど、さまざまな料理にニンニクをたっぷり使います。韓国料理の中で、ニンニクが入っていない料理を見つける方が難しいほどです。サムギョプサルなどの焼肉と一緒に、ニンニクを焼いて食べたり、生のニンニクを食べたりします。
WHO関連機関の調査で、韓国の年間ニンニク消費量は6.37kgと発表されました。日本が0.21kgであることを考えると、韓国人は日本人よりニンニクを30倍以上食べているということになります。
そして、ニンニクは韓国の建国神話にも登場します。人間になりたかった熊と虎が、空から降りてきた神の息子である桓雄(ファンウン)を訪ねます。ファンウンは「洞窟で100日間日光を浴びず、ヨモギとニンニクを食べると人間になれる」とアドバイスします。虎は途中、我慢できずに逃げましたが、熊は最後まで持ちこたえて人間の女性になります。そして人間になった熊(熊女(ウンニョ))とファンウンが結婚して息子を生み、その息子の檀君(ダングン)が韓国を創建したと言われています。この話で韓国人は笑い話として「先祖がニンニクを食べて人になったのだから、韓国人はニンニクを好きになるしかない」と言います。
ニンニクは抗がん作用、コレステロール値の改善、免疫力を高める効果があるなど、体に良い食べ物と言われていますが、1日の推奨消費量は2~5gで1房が適正だそうです。何事も過度は良くないですね。

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