新しく歩きはじめる君にエール、送りたい(1)

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◎楠田大蔵市長が3人に聴きました

新生活をスタートする人が多い4月。期待と不安で心がざわざわする時期に、新たな一歩を踏み出したあなたへメッセージを贈ります。太宰府市にある筑陽学園高校出身で、現在、芸能やスポーツなどの多方面で活躍する3人にインタビューしました。それぞれのステージで努力する姿からは、励ましとパワーをもらえます。この特集を読んでいる人の心に、3人からのエールが届きますように。

■俳優・令和の都だざいふ応援大使　福田 愛依(ふくだめい)さん
自分の心のあり方で人生が変わります

《プロフィール》
太宰府市出身の俳優。愛称はめいめい。所属事務所はエイベックス・マネジメント・エージェンシー株式会社。
「女子高生ミスコン2017-2018」でグランプリを獲得し、芸能界デビュー。NHK「大河ドラマ鎌倉殿の13人」出演や、日本テレビ「ZIP!」キテルネ!でリポーターを務めるほか、映画、ドラマ、舞台、ミュージックビデオ、バラエティ、広告など全国区で幅広く活動中。令和5年6月からは、令和の都だざいふ応援大使に就任。同年の太宰府市民政庁まつりに特別ゲストとして出演しました。

●置かれた場所で咲くしなやかさ
▽福田さんが過ごした太宰府での思い出は
高校卒業までの17年間、太宰府の大自然の中でのびのびと育ちました。筑陽学園高校に入学したころ、ちょうど太宰府天満宮の参道のお店が入れ替わっている時期でした。新しくできたインスタ映えするスイーツのお店に、友だちと休みの日に出かけていました。

▽今の世界に一歩を踏み出すことになったきっかけは
芸能界を目指したのは小学生のころ。卒業アルバムに将来はレッドカーペットを歩きたいと書いていました。大学進学か芸能の道に進むか悩む中で、高校2年生の時にオーディションに挑戦しました。そこではじめて応募した「女子高生ミスコン」で約30万人のエントリーの中からグランプリをいただき、3年生の春には芸能生活がスタートしました。今もオーディションはたくさん受けますが落ちる日々です。その場で反省しながら、次のオーディションに向けて気持ちを切り替えるようにしています。
ドライブが好きなので、落ち込んだときは自然の中へ出かけます。切り替えを大切に、前向きに生きています。

▽俳優として活躍されていますが、今後の目標は
まだまだ知名度がないと感じているので、少しずつみなさんの力を借りて、映画やドラマ、バラエティーにも出演したいです。東京で経験を増やして結果を出しつつ、福岡が大好きなので、福岡で番組がもらえるようになりたいです。ライバルは、東京と福岡の両方で活躍する元HKT48の村重杏奈(むらしげあんな)さん。どんなかたちであれ福岡に携わって、故郷に恩返しをしたいです。

▽新生活をスタートする人へエールを
好きな言葉に「置かれた場所で花を咲かせなさい」があります。実は高校受験で第一志望校に合格できず、泣く泣く学校生活がスタートしました。その時、クラスの担任の先生からこの言葉を掛けていただき、言葉一つで学校生活が変わりました。この言葉がなかったら、ずっともやもやしていたかもしれません。置かれた場所で自分がどう生活するかで、その後が変わります。新生活もそれに近いと思っていて、望む就職先に入れなくても、自分がどう意識するかで生活が変わり、人生が変わると思っています。置かれたのがどんな環境であっても頑張ってほしいです。わたしも頑張ります。