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令和6年度当初予算(1)

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福岡県太宰府市

本年度は、楠田市政2期目の公約「令和の都さらに羽ばたく太宰府~課題解決先進都市を目指して~」に基づき、最終年度を迎える第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略(まちづくりビジョン)の集大成を念頭に置きながら、本市市政積年のもしくは社会先進的な課題の解決にも敢然と踏み出す「令和の都だざいふ課題解決予算」と銘打ちました。
従来の総合戦略の重点の中でも、危機管理の徹底強化、子どもまんなかの施策展開、市民と交流人口・関係人口の相互発展、新しい公共をテーマとした仕組みづくり、歳出入一体改革の推進という市政積年のもしくは社会先進的な課題の解決を最重点事項と位置付け予算化した結果、昨年度を3.8%上回り本市初の大台となる300億円を上回る予算となりました。
こうした総額を可能としたのは、歳入面において市税は現政権による定額減税分の影響を除けば3億円余の増加が見込まれ、ふるさと納税も20億円の大台を見込むことから、併せて100億円を大きく超えるところまで大幅増加してきたことがあげられます。このため自主財源の割合も42.7%、減税の影響を除けば43.8%と、かつてと比べかなり充実してきました。

◇5つのポイント
従来の総合戦略の中でも、次の5つを最重点事項と位置付けました。
合計4,975,533千円
(1)危機管理の徹底強化…357,996千円
(2)子どもまんなかの施策展開…1,809,206千円
(3)市民と交流人口・関係人口の相互発展…1,348,467千円
(4)新しい公共をテーマとした仕組みづくり…155,305千円
(5)歳出入一体改革の推進…1,304,559千円

■総合戦略構想別で見ると 合計4,797,912千円
▽第1の戦略
太宰府の底力総発揮構想(成長戦略) 217,160千円
▽第2の戦略
太宰府型全世代居場所と出番構想(移住定住戦略) 2,831,325千円
▽第3の戦略
令和発祥の都にふさわしい大太宰府構想(圏域拡大戦略) 256,234千円
▽第4の戦略
1300年の歴史に思いを致す持続可能な太宰府構想(行財政改革戦略) 1,493,193千円

■世代・カテゴリ別で見ると 合計30,029,570千円
・安心して生み育てられるまちに(妊娠・出産期) 351,655千円
・小さな子どもたちがすくすくと(就学前児童) 2,889,425千円
・子どもたちの心と身体に栄養を(小・中学校児童生徒) 2,261,228千円
・次代を担う子どもたちの未来のために(子育て期全般) 2,990,181千円
・いくつになってもチャレンジ(高齢者) 2,593,568千円
・全世代が楽しく元気に過ごせるまちに(全世代) 16,047,251千円
・多様な人材の居場所と出番づくり(女性・氷河期世代など) 168,436千円
・障がいのある人に寄り添うサポート(全世代) 2,727,826千円

■主な事業の一部を紹介します
《新たな試み》
関連する複数の事業を1つのパッケージにまとめました。
明確で分かりやすい重点メッセージとして、組織縦横断的に取り組み、効果をより高めていきます。

▼1 危機管理の徹底強化
これからの時代は、常に災害や犯罪などの危機があると認識し、市民や観光客などの生命財産を守るために体制整備・訓練・情報発信などを強化していきます。

▽地震災害をはじめとした災害対応パッケージ
・災害対応トイレトレーラーの導入 〔第2の戦略〕33,400千円
災害発生時への備えを強化、全国の被災地へトイレトレーラーを派遣した支援が可能に。

・観光案内所周辺に観光・防災情報発信用電光掲示板の設置 〔第3の戦略〕6,936千円
災害発生時、観光客などにも災害・防災情報などをリアルタイムに伝達

・防災備蓄機能の強化 〔第2の戦略〕35,000千円
大規模災害を見据えて、防災備蓄品を計画的に購入能登半島地震での課題でもあったトイレ不足に対応すべく、簡易トイレを購入

・ワンコイン浸水センサ実証実験 〔第2の戦略〕818千円
市内7カ所のアンダーパスと高雄中央通りに浸水センサを設置リアルタイムに浸水状況を把握、迅速に対応する実証実験を実施

▼2 子どもまんなかの施策展開
子どもを令和の都だざいふの宝としてまんなかに位置付け、いきることをサポートし、すくすくのびのびと成長できるよう、更なる居場所や出番づくりなど子ども施策を推進していきます。

▽給食パッケージ
・小・中学校給食費の助成 〔第2の戦略〕115,827千円
子どもが安心して栄養バランスのとれた食事を摂れるよう小・中学校給食費を3割程度助成

▽ひきこもり・不登校等対策パッケージ
・地域の居場所づくり推進事業 〔第2の戦略〕2,690千円
地域の人が気軽に安心して参加できるコミュニティ食堂を開催する団体に助成
コミュニティ食堂に合わせて地区公民館で市の事業を実施、地域コミュニティ活性化を推進

・不登校児童生徒支援の推進 〔第2の戦略〕77,739千円
サポートティーチャー(ST)とスクールソーシャルワーカー(SSW)を増員
県内初となる全市立小・中学校にサポートルームを設置、子どもが安心して過ごせる居場所を確保

▽世界に羽ばたく人材育成パッケージ
・学生まちづくり課題解決プロジェクト 〔第1の戦略〕3,000千円
小学校から大学までの児童生徒・学生からの提案を受け、まちづくりに反映するプロジェクトを新設

・九州国立博物館ツアーズ 〔第2の戦略〕3,591千円
市立小・中学校の児童生徒が九州国立博物館特別展を観覧グローバルな視点を持った子どもを育成

・スケートボードパークなどの整備 〔第1の戦略〕30,000千円
松川体育館一帯を修繕、スケートボードパークなどを設置

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