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防犯だよりvol.98

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福岡県太宰府市

防犯専門官 武井(たけい)貢(みつぐ)

■薬物乱用による検挙が増えています
令和5年に、全国で覚せい剤・大麻・麻薬などの薬物による違法行為で検挙された人数は、1万3千330人(前年比+1千188人)と大幅に増加しました。
このうち、減少傾向が続く覚せい剤に代わって急激に増加しているのが大麻です。
令和5年は、大麻での検挙数が覚せい剤の検挙数を上回り、若年層への大麻の広がりが大きな問題となっています。

▽大麻による検挙の傾向
・年齢別検挙人員は、29歳以下(中学高校生を含む)の若年層が全体の73.5%を占めます。
・初心者率は、76.1%と高い割合になっており、大麻が薬物事犯の「ゲートウェイドラッグ」(入り口)となっています。

▽若者はなぜ、大麻に手を出すのか
・大麻に対する危険(有害)性の認識が低い。
・「誘われて」「好奇心」など、身近な環境の影響で一時的な快楽を求めて大麻に手を出す傾向がある。
・インターネット上で、大麻の危険性を軽視する情報を見て影響を受ける。

▽こんなに怖い大麻の有害性
知覚を変化させ、恐慌状態(いわゆるパニック)を引き起こすこともあります。乱用を続けると、学習能力の低下、記憶障害、人格変化を起こします。

■人生を台なしにしないために
・インターネット上の誤った情報に騙されない!
「大麻は身体に悪影響はない」「依存性はない」などは間違い
・安易に手を出さない!
「友達に誘われて」「興味本位」で手を出すと、身体・精神がボロボロに

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