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きゅうはく通信(173)

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福岡県太宰府市

■きゅーはくヘビ年新春ツアー「カエルの逆襲」(1月1日〜2月2日、4階文化交流展示室で開催)

九州国立博物館では今年の干支ヘビに加え、「ヘビににらまれた」の諺(ことわざ)でお馴染みのカエルのことも応援します。題して、きゅーはくヘビ年新春ツアー「カエルの逆襲」。4階文化交流展示室のあちこちでヘビとカエルの作品を探しながら、日本やアジアでこれらの生き物を人々がどのように捉え、表現してきたのかを知る旅です。イチオシ作品は「根付(ねつけ)ヘビににらまれたカエル」。ヘビに巻きつかれ、呑みこまれそうなカエルの表情は切なくも、どこかユーモラス。思わず「判官(はんがん)びいき」したくなる、日本人の心をくすぐります。
また、烏枢沙摩明王像(うすさまみょうおうぞう)(鎌倉時代・13世紀個人蔵)が着けた腕輪のヘビは、不浄を火焔で浄化する本像の役割に似つかわしく、炎のように舌を吐き出しています。一方、カエルは水と関係するものによく登場します。文房具でカエルの形をした「水滴」(中国明時代・16世紀当館蔵)はその好例と言えます。
近くの宝満山では毎年夏にヒキガエルが登山する様子が見られます。関連イベントとして、地域の中高生によるカエルの絵画展や、「不思議なカエルに魅せられて~1cmの登山者たち~」上映会&トークショーも当館1階で開催します。

九州国立博物館 企画課

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