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令和改元五年記念令和文化会議(平安ムーブメント創生事業)特別インタビュー(2)

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福岡県太宰府市

大河ドラマ「光る君へ」(NHK・2024年)
藤原隆家 役
竜星 涼さん

大宰府から次の時代へ。

◆太宰府を訪れたのは初めてですか?
これまで福岡には何度か撮影で来る機会はありましたが、太宰府は初めてです。僕、神社によく行くのですが、知り合いに「太宰府天満宮」と「天開稲荷神社」がおすすめだと聞いたので、今回楽しみにしてきました。

◆太宰府への印象は
太宰府天満宮と天開稲荷神社へ行きましたが、季節の訪れが感じられて心が洗われました。特に「九州最古のお稲荷さん」と言われる天開稲荷神社は、山に囲まれて景色も良かったです。
お芝居をやっていても、どこか神に祈るようなところがあります。良いシーンになってほしいという感覚です。ロケの状況や天候、空気感もそうですし、偶然の産物でできる素晴らしいシーンもあったりします。最終的には、奇跡を信じてやっているところもあります。

◆大河ドラマへの出演はいかがでしたか?
大河ドラマに初めて出演して、藤原隆家という人生を見せる事ができたのは嬉しかったです。長徳の変をおこした最初の姿から、大宰府で大宰権帥として「刀伊の入寇」で活躍する姿まで、彼の成長の物語を演じる事ができたのは個人的にすごく良かったです。また「光る君へ」の雅な世界観の中で、最後は次の時代につながるところが描けたのも良かったなと思います。

◆夢に向かう子どもたちへメッセージを
失敗を恐れないことです。
自分自身、俳優として本番では気張ることもありますが、そうではない時のほうが伸び伸びと演技できることもあります。程よい緊張も良いですが、「失敗しても良い。もう一回挑戦すればいい!」そういう気持ちが大切だと思っています。僕の経験上、失敗の中の方が「学び」や「気づき」が多くあるように感じます。皆さんにはこれからも、さまざまな事に挑戦しつづけてほしいです。

◆物語をふり返って
隆家にとって、大宰府に赴任して「刀伊の入寇」で戦ったことは、人生の大きなターニングポイントであり集大成でもありました。大河ドラマを見ている方には、日本にはこういうヒーローがいたんだと感じてほしいです。
現場にいる人たちにどれだけ寄り添える政治をするかということは、作品の中からもメッセージとして感じられることがあると思います。

〔竜星(りゅうせい)涼(りょう)さん Ryo Ryusei〕
1993年生まれ、東京都出身。2010年、ドラマ「素直になれなくて」でデビュー。
2013年特撮ドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』の主人公に抜てき。
2017年に連続テレビ小説「ひよっこ」、2022年に連続テレビ小説「ちむどんどん」で主人公の兄を演じる。2024年に大河ドラマ「光る君へ」で藤原隆家役。
主な出演作に「テセウスの船」「VIVANT」「ACMA:GAME アクマゲーム」など。2024年「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」で主演を務めた。

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