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令和6年12月市議会 市長提案理由説明

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福岡県太宰府市

12月3日(火)開催の令和6年太宰府市議会第4回定例会で、楠田市長が議会開会にあたり挨拶および提案理由説明を述べました。

皆様、おはようございます。
本日ここに、令和6年第4回太宰府市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては大変ご多用の中にご参集いただき厚く御礼を申し上げます。
さて、9月議会以降も着々と市政運営に邁進してまいりました。猛暑記録はその後もこれまでの国内記録を大幅に更新し、連続40日通算62日にまで達しました。言わば「日本一の猛暑のまち」となった本市として、本議会に提案します体育館の空調整備の前倒しを始め、猛暑対策環境対策などにもさらに力を入れてまいります。
また、危機管理の徹底強化としては、11月24日に全市民対象の地震災害対応訓練を実施しました。自治会はもちろん自衛隊、警察、消防など関係機関のご協力のもと開催できましたことに改めて感謝申し上げます。従来の大雨や台風対策に加え、今後は地震災害対策の優先順位も高くし、さらなる訓練強化に努めてまいります。
9月中旬には、子どもまんなか施策展開として学生や子どもたちのまちづくり提案に補助金を交付する学生まちづくり課題解決プロジェクトを開催しました。市内外の学生にアイディアを募集したところ、いずれも若者らしい斬新な10を超える提案がありその一部を採択しました。今後施策実現に向けサポートしてまいります。
市民と交流人口・関係人口の相互発展としては、10月中旬より本市積年の課題の一つであるオーバーツーリズムの解決に向け対策会議を立ち上げました。太宰府天満宮はじめ地元事業者、周辺住民代表に加え、県外や欧米アジア出身者の知見も結集し、慢性的渋滞やゴミやトイレのマナー対策などの課題解決に立ち向かいます。
一方、それに先駆けて、これまで議会質問や地元要望でも指摘を受けてまいりました五条交差点の信号改良について一定の成果が見えて来ました。君畑交差点から天満宮駐車センター方向及び逆方向においての右折信号設置について警察側から前向きな回答を得たところです。まずはこの早期実現に向け引き続き全力を挙げます。
さらには、本市の歴史や文化的価値をさらに高めるため、令和改元5年を記念した令和文化会議としてNHK大河ドラマ「光る君へ」inだざいふを主演紫式部役の吉高由里子さんや藤原隆家役の竜星涼さんをお招きして11月下旬に開催しました。また、ゆかりの品を展示した企画展を太宰府館にて12月下旬まで開催しています。
また、先日の本編では大宰府を舞台とした刀伊の入寇がテーマとなり、その後の紀行では本市の誇る特別史跡大宰府政庁跡や水城跡が取り上げられました。これにより、従来の大伴旅人公による元号令和のストーリー、菅原道真公による天神信仰のストーリーに、平安ムーブメントの新たなストーリーが加わったことになります。
こうしたレガシーを基盤に、報道ステーションでも取り上げられた竈門神社の紅葉、日本漢字能力検定協会の今年の漢字30回記念とコラボした清水寺貫主による「令」の大書レプリカの展示、うめのぐみやポテトチップス新味といった梅プロジェクト新製品等を生かしながら令和の都だざいふをさらに羽ばたかせて行きます。
新しい公共をテーマとした仕組みづくりとしては、厳しさを増す公共交通を取り巻く環境を踏まえ今後のあり方について対話や調査研究を重ね、不登校引きこもりや孤立孤独対策として自治会や民間企業などと協力し公民館などで子ども食堂や相談会などを開催しております。今後も社会課題の解決に向けチャレンジを続けます。
歳出入一体改革の推進としては、昨年度決算でも市税収やふるさと納税が過去最高を記録し、出生数が増加に転じ社会増も大きく増加するなど好循環に入りました。その結果自治体魅力度調査なども過去最高順位を獲得しました。今後も本市がいち早く導入したプール授業の民間委託など先進的課題解決モデルを追求してまいります。
結びに、これから迎える年末年始は太宰府天満宮初詣客をはじめ最も多くの方が本市に訪れる時期となります。交通情報案内システムや混雑可視化システムなど最新技術を駆使しながら分散化を呼びかけるとともに元日に起こった能登半島地震なども想定しながら最善を尽くしますので、皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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