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国際交流・韓国

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福岡県太宰府市

■韓国のピアノのおけいこ
太宰府市国際交流員 金辛泫(キムシンヒョン)

皆さんはピアノを習ったことがありますか?日本ではピアノを習うというと家のピアノで練習し、先生の家や教室に行くか生徒の家に来てくれることが多いようですが、韓国は少し違います。韓国ではピアノはあまり家にはなく、ピアノ塾で練習します。
ピアノ塾の中は一般的にいくつもの狭いブースに分かれていて、それぞれのブースにピアノが1台ずつ入っています。授業のシステムは、空きブースに入ってピアノを練習していると、先生が各ブースに入ってレッスンしてくれて練習量を決めてくれます。生徒は1人で決められた練習量を達成した後、先生に確認してもらい、大丈夫と言われたら終了になります。
私も小学生の頃ピアノ塾に通いましたが、6ブースあり3人の先生がいる塾でした。その時はブース内で何度もピアノの練習をするのが面倒で、1回だけ練習して2回練習したようにしたこともありました。今になって、先生たちはそれを予想して練習量を決めているという話を聞いて、少し笑いました。私みたいな先生の言うことを聞かない子も多かったようです。
このシステムのおかげでピアノを購入する負担がないため、韓国ではピアノを習ったことがある人がかなり多いです。ピアノ塾でピアノ以外にもバイオリンやフルート、リコーダー、オカリナなどの楽器や声楽などを一緒に教えてくれることも多く、楽器に気軽に接することができます。
もちろん、ピアノ塾は趣味レベルの内容で行われることがほとんどで、本格的に音楽の道に進みたい学生なら個人レッスンを受けることが多いです。それでも、このように手軽にピアノを学べるのはメリットではないかと思います。

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