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きらびと

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福岡県宮若市

国民体育大会弓道競技少年の部
福岡県代表
中村 大介さん

「高校生活で全力で打ち込めるものを見つけたかった。そんなとき、弓道に出会ったんです。」
国民体育大会の弓道競技少年の部福岡県代表に選出され、九州ブロック大会を勝ち進み、10月13日(金)から鹿児島県出水市で開催される本大会出場を決めた中村さん。競技の魅力や大会への思いを語ります。

中村 大介さん【なかむら だいすけ】
鞍手高校2年生、龍徳地区在住。高校入学を機に弓道部入部。5人姉弟の長男で、姉2人は吹奏楽、弟はバスケットボール、妹はクラシックバレエにそれぞれ熱中。得意科目は化学。

■弓道と仲間との出会い
「中学では陸上部に入部したのですが、練習を続けられずに途中で退部しました。部活をしてこなかったことに後悔があって、高校では部活を一からがんばりたいと思っていました。それで、ほとんどの人が未経験で始める弓道部に入部したんです。最初から弓が引けるわけではなく、約三カ月間は体幹を鍛えたり、射法を学ぶ日々でした。
初めて弓道場で的前(まとまえ)に立ったときは、新たな道が開けたように感じました。四本の矢を射て、その中の一本が的に中(あた)り、先輩たちが「シャー」とかけ声をかけてくれたことをよく覚えています」と、弓道を始めたきっかけを話す中村さん。
高校総体予選などで優秀な成績を収めた選抜選手三十人から四人に絞られる狭き門をかけて戦い、国民体育大会福岡県代表に選出。九州ブロック大会で準優勝し、本大会(全国大会)への出場を決めました。
弓を射るのは個人競技であるものの、かけがえのない仲間に出会えたことも力になったそうで、「部には、現在三十四人が所属していますが、にぎやかで互いに教え合う雰囲気があります。自分も調子が上がらず悩んでいた時に、先輩がずっと見てくれました。アドバイスももちろんですが、見てもらっているという安心感から不調を抜け出すことができました。部活帰りの楽しいかけあいも、弓道部に入って良かったと思う大事な時間です」と、語ります。

■挑戦はこれから
「自分は大胆な性格なので、弓を大きく引いて大きく放てることが結果につながっているのだと思います。八月のブロック大会は緊張したし、思うような結果が出ない場面もあったけど、楽しむ気持ちで臨みました。十月の本大会は、予選勝ち抜き後トーナメント形式で対戦するので、日々の練習を丁寧に重ね、優勝を目指します」。
ひたむきな努力を続け、全国の頂へ挑戦するチャンスをつかんだ中村さん。目標に向けてさらに突き進んでいきます。

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