全国制覇への道

34／35

■空手　本田大智(ほんだたいち)さん
(宮若西小学校4年生)
真剣な眼差しで形(かた)を決めるのは、芹田の空手道場・文武館に所属する、本田大智さん。「全九州少年少女空手道選手権大会」四年生男子形で準優勝し、2月17日に北海道で開催される全国大会への出場を決めました。
「形はそれぞれの動きが決まるとすごく気持ちいいんです。特に、ゆっくりな動きから急に早くなる形が好きですね。九州大会では、ジャンプする部分が空中でしっかり決まって、着地もうまくいったのが、準優勝できた理由だと思います」と、九州大会を振り返ります。成長痛でなかなか思い通りにできないことも多い中で、見事に勝ち取った全国への切符。大会に向けて、練習に励んでいます。
「形の中で一本足でピタッと止まるところがあるんですけど、今はまだ体の軸がブレてしまうことが多くて。目線の定め方や足の踏み込み方を毎日練習して、大会までに完璧にしたいです。そして、練習の成果をしっかり出し切って、全国優勝したいです」と、力強く語ってくれました。

■サッカー　有吉優里菜(ありよしゆりな)さん
(筑陽学園高校3年生)
高校生活最後の大会「高校女子サッカー選手権大会」で、12月30日に開幕する全国大会への出場を決めた筑陽学園高校女子サッカー部の有吉優里菜さん。
「一年生の時にも全国大会に出たんですが、初戦で負けて、すごく悔しい思いをしました。今回、一試合目に勝てば、その時のチームと対戦できるんです。リベンジのチャンスがもらえて嬉しいです」と、笑顔で話します。
なでしこジャパン入り(日本代表)の夢に向かって突き進む有吉さん。高校では、チームの司令塔でもあるポジション『ボランチ』を務めます。また、副キャプテン、さらに、エースとしてもチームを引っ張る彼女。大会への意気込みを話しました。
「ポジションや役割上、コーチからのプレッシャーを感じることはあります。でも、『私が軸になってチームを勝たせるんだ』っていう気持ちで、普段から試合に臨んでいます。大会までにできることはまだあるので、しっかりと試合を想定した練習を重ねて、優勝を勝ち取りたいです」。
※「有吉」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。