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自治体の皆さまへ

特集 時代を問う、私の心が動き出す。(1)

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福岡県宮若市

令和5年11月28日の新聞報道を皮切りに、本市ではハラスメント報道が過熱し、全国に大きな波紋を広げました。
「昔はそれぐらい当たり前だった」「今の時代にはそぐわない」
千件を越える声に耳を傾けていくなかで、時代のせいではなく、
いつも変わらないもの、そして変わっていくものがあるのではないか
という問いが沸き起こってきました。
特集「時代を問う、私の心が動き出す。」
今月の人権週間を迎えるにあたり、家庭から地域コミュニティまで、
私たちの気づきから行動へとつながる言葉に寄り添います。

■Part1 家族編
宮若市に住む親子の、リアルな会話。

◆子どもを思う気持ちは、全世代一緒ですね。
令和3年に十六歳以上の市民を対象に行った、『市民意識調査』では、六十四パーセントもの人が、これからも宮若市に住み続けたいと答えました。
今回紹介する清水家は、孫から曾祖母(そうそぼ)までの四世代が、宮若市に住んでいます。昔と今の子育てには多くの違いがありますが、変わらないものもあります。清水博子さん、清水亜紀さん、吉田小春さんの親子三世代の会話から、変わらないものを見つけていきます。

清水亜紀(しみずあき)さん×吉田莉星(よしだりら)ちゃん×吉田小春(よしだこはる)さん×清水博子(しみずひろこ)さん
親子4世代が市内で暮らしている清水さん一家。

博子さん- 私が子育てをしていた時は、粉ミルクとかなかったんよね。おむつも布だったから、洗うのに苦労したんよ。一回一回洗って、干して、雨の日とか乾かないからね。しかも、息子と娘の二人だったから、同時に風邪引いちゃう時とか大変やったね。
亜紀さん- 私の時は、粉ミルクもあったし、紙おむつだったね。だから、今とあんまり変わらないかな。でも今みたいに、乾燥機とかコインランドリーとかなかったから、洗濯物は大変だったかな。仕事と育児と洗濯に追われる毎日だったね。あとは、今はスマホでなんでも調べることができるから、そこは私の時と大きく違うね。
小春さん- 確かに、今はスマホ一つでなんでも調べることができるから、便利だね。乳児の時は何なら食べてもいいって、人に聞かなくても分かるもんね。
亜紀さん- 離乳食なんかも、何歳まではこれ、何歳からはこれ、みたいなのもすぐ分かるよね。私の時は、「歯が生えてきたから、これ食べられるかな」とか、考えながら作って食べさせていたね。今の子たちみたいに、ちゃんとしてないんよ。
博子さん- そうそう、昔はね、レトルトの離乳食なんてものもなかったから、親が食べている魚とかの身をほぐして食べさせたり、野菜をつぶして作ったりしてたよね。
亜紀さん- 私の時はレトルトはあったけど、今みたいに種類は豊富じゃなかったね。
博子さん- それが普通だったもんね。
小春さん- 今と全然違うんだね。私は、離乳食で悩むことはほとんどないかな。旦那も家事を手伝ってくれるしね。
亜紀さん- いい時代になったね。うらやましい。
博子さん- でも、今と昔で変わらないものもあるんだよ。子どもを思う気持ちとかね。風邪を引かないようにとか、けがをしないようにとか、健康が一番ってのは、今振り返っても変わらないかな。
亜紀さん- 分かる分かる。なんだかんだ、子どもの健康が一番だったかな。あとは、私は、子育てしながら働いていたから、さみしくならないように抱っこして仕事していたね。小春も働きながら子育てしているから、そこは同じ思いで子育てしてほしいかな。
小春さん- まだはっきりと、こういう子育てがしたい。とかはないけど、莉星が元気に育ってくれたら、私はそれでいいかな。

◆TOPICS1 宮若市×子育て
◇子育てサロン「鞍手竜徳高校」
子育てサロンは、妊婦さんや未就学児とその家族が気軽に遊びに来ることができるフリースペースです。高校生のお兄さん、お姉さんたちと一緒に遊ぶ交流の時間もあります。
地域ぐるみで子育てを楽しみ、学びあい、支えあっていく場所として、毎年多くの人が参加しています。

問い合わせ:本庁社会教育・文化推進係
【電話】32・3210

◆TOPICS2 宮若市×食
◇離乳食教室
お子さんの月齢に応じた離乳食のメニューや調理の方法を知ってもらうために、栄養士と一緒に実際に離乳食の調理を行う教室です。
対象児:前期(生後4カ月から7カ月児まで)、後期(生後8カ月から15カ月児まで)
日時:
・前期 12月24日(火)、午前10時から11時30分まで
・後期 令和7年1月29日(水)、午前10時から11時30分まで
場所:保健センターパレット
定員:各10組程度(先着順)

予約・問い合わせ:本庁母子保健係
【電話】32・1177

◇すこやか食育教室
親子で料理をつくりながら幼児期からの食生活を学ぶ食育教室です。幼い頃から食に接することで、食べ物の大切さを体験する良い機会となります。
対象者:小学校就学前までの幼児と保護者
※弟妹の託児もありますので、必要な人は予約時にお申込みください。
日時:令和7年1月28日(火)、午前10時から正午まで
場所:保健センターパレット
定員:10組程度(先着順)

予約・問い合わせ:本庁母子保健係
【電話】32・1177

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