■注目の蔵書情報
「『誰か』のことじゃない」
今月は人権デーを最終日とする人権週間(12月4日から10日まで)にあわせて図書司書セレクトの本をお届けします。
一、社会に表れる人権テーマを分かりやすく
『身の回りから人権を考える80のヒント』
著者:武部康広
出版:解放出版社
JA滋賀職員の著者が人権をテーマに、機関紙『みのり』で十年にわたって掲載した内容をまとめた本です。日常生活の中のさまざまな出来事を、人権の視点で分かりやすく伝えてくれる一冊です。
二、誰もが本を読める社会へ「読書バリアフリー法」
『読書バリアフリー』
著者:白坂洋一
出版:汐文社
本を読めない人がいます。その理由はさまざまです。誰もが読書できる社会を目指して、令和元年「読書バリアフリー法」ができました。点字図書や布絵本など、多様な本が紹介されています。
三、自分にはどのような権利があるのかを知ろう
『世界人権宣言の絵本 みんなたいせつ』
構成・訳:東菜奈
出版:岩崎書店
国連は、世界中のすべての人が健康で幸せに暮らすために「世界のすべての人と国とが達成するべき共通の基準」を定めようと考えました。自分にはどのような権利があるのかを、知る絵本です。
四、子どもだって世界を変えることができる
『きみが世界を変えるなら』
著者:石井光太
出版:ポプラ社
小学生の時に「ノーモア地雷」の活動を始めた柴田知佐さん。ストリートチルドレンの状況を自分の力で抜け出したフィリピンのケズ君など、人権について行動を起こした子どもたちのお話です。
■年末限定! 貸出期間を3週間に延長します
図書館は、12月29日(日)から令和7年1月3日(金)まで休館します。そこで、通常2週間の貸出期間が、3週間といつもより長くなります。ぜひご利用ください。
貸出延長期間:12月14日(土)から20日(金)まで
例…12月14日(土)に借りた場合、令和7年1月4日(土)までに返却
■2025年新春 本の福袋
福袋には司書おすすめの本が3冊ずつ入っています。
どんな本が入っているかは、開けてみてのお楽しみ!
日時:令和7年1月4日(土)から準備数貸出終了まで
準備数:50袋(しおりのおまけつき)
※子ども用福袋も準備しています。
※貸出上限10冊内でのご利用となります。
■第3回 英語でおはなし会
楽しい英語のゲームや読み聞かせで、英語に親しみませんか。おはなし会を手伝ってくれる中学生サポーターも募集します。詳細はお問い合わせください。
日時:令和7年1月11日(土)、午前11時から正午まで
場所:若宮コミュニティセンター「ハートフル」
対象:5歳から小学4年生まで
定員:10人(事前申込制、先着順)
申込方法:窓口または電話
申込開始:12月4日(水)、午前10時から
申込み・問い合わせ:
リコリス本館【電話】32・0710
ハートフル分館【電話】52・1041
■Information
▽おはなし会
※小学生まで参加できます。ぜひご参加ください。
・12月7日(土) リコリス本館 午前11時から
クリスマス会
・12月12日(木) リコリス本館 1部…午前10時30分から 2部…午前11時15分から
乳幼児おはなし会“おひざでだっこ”
・12月21日(土) ハートフル分館 午前11時から
図書司書が担当
▽朝のおんがく図書館
♫ピアノの音色を聴いて、素敵な一日を始めませんか♫
12月3日(火)、11日(水)、19日(木)、24日(火) 午前9時50分から10時10分まで
▽休館日
12月2日(月)、9日(月)、16日(月)、23日(月)、26日(木)、29日(日)から令和7年1月3日(金)まで
■第126回 私の1冊
本好きなあなたがおすすめの1冊を紹介するコーナーです。
▽おすすめする人
石川 晴月(いしかわはづき)さん(5歳、右)、弥季(みつき)さん(3歳、左)
「冷蔵庫の奥で存在を忘れられたチーズが、他の食べものに助けられて前に出て行くよ」と、『れいぞうこのおくのおく』を紹介してくれたのは、晴月さん。弟の弥季さんは『へんしんレストラン』をおすすめ。「こちょこちょって言ってたら、チョコがでてくるところが好き」なんだって。
二人は四人姉弟の次男次女。みんなでおままごとをして遊ぶのがブームという、仲良し姉弟です。取材中も、お互いの好きなものなどを教えてくれました。これからも仲良く元気に育ってね♡
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