■綾乃(あやの)さん×眞子(まこ)さん
姉から妹へとバトンをつないだ弟妹代表あいさつ。
姉妹の特別な思い出が生まれた、はたちのつどいの舞台裏に迫ります。
はたちのつどいが終わり、改めて二人に当日の感想を聞いてみました。
綾乃さん- ねえ、なんで黙ってたの。びっくりしたよ。
眞子さん- 驚かせたかったから黙ってたんだよ。でも、公募だったから壇上に立てる確信はなかったよ。
綾乃さん- 公募だったんだね。でも、壇上に立てたのすごいね。
眞子さん- 実は、応募したのが私だけだったんだよね。
綾乃さん- そうだったんだ。
眞子さん- でもラッキーって思ったよ。だって他に応募者いないから、お姉ちゃんにサプライズできるのが確定したんだもん。
綾乃さん- 眞子が壇上に立った時、同級生から『これって、眞子じゃない?』って言われて、誇らしかった。
眞子さん- そう言われると恥ずかしいけど、当日、お姉ちゃんの友達や、周りの大人の人たちに、『よく頑張ったね』『感動したよ』とか、言ってもらえて嬉しかったな。
綾乃さん- 多分、姉が弟妹代表あいさつをして、今度は妹が姉のはたちのつどいで同じ役割をするなんて、全国探しても見つからないんじゃないかな。
綾乃さん- 私もそう思う。これからも公募らしいから、私たちみたいな人が増えたらうれしいよね。次は誰がバトンを受け取るかな。
■入江 百恵(いりえ ももえ)さん
・綾乃さん、眞子さんの母親
◇母親として…
「長女が弟妹代表あいさつをしたとき、『この機会をきっかけに、周りの人たちに憧れを持ってほしい』と、思っていました。憧れは、具体的な目標を見つけるきっかけになり、それに向かって努力する中で大きく成長できると思ったからです。実際、長女は周りの人に憧れを抱き、それをきっかけに自分の目標を見つけました。やりたいことに向かって進む姿に、たくましさを感じています。
次女が壇上に立った日、たまたま小学校の先生が見に来ていたんですよ。そしたら、『眞子ちゃんが人前でしゃべっている』って、びっくりしていました。人前でしゃべるタイプじゃなかったので、応募したいと言われ、うれしかったですね。
学校からの手紙は滅多に出さないのに、弟妹代表あいさつの手紙はすぐに出したんです。長女が前にやっていたし、はたちのつどいにも出席するので、新たな自分への一歩を、踏み出しやすかったんだと思います。
長女の時は、各小学校が持ち回りで選んでいたんですが、今年から公募になって、応募者がまさかの次女だけでした。なかなか体験できないことだと思うし、二十歳から弟妹代表へさまざまなものを『バトンタッチ』する機会になると思うので、来年はたくさんの人に応募してほしいですね」。
■令和8年はたちのつどいで励ましの言葉を伝えませんか
入江眞子さんのように、「はたちのつどい」式典時に、弟妹による20歳になる人への励ましの言葉(祝辞)を述べてくれる人を来年も募集します。詳細は広報9月号でお知らせします。
日時:令和8年1月11日(日)、午後2時
場所:宮田文化センター
募集対象:市内在住の中学生および高校生
問い合わせ:本庁社会教育・文化推進係
【電話】32・3210
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