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知っていますか? 地域の身近な相談相手 民生委員・児童委員

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福岡県小竹町

少子化や核家族化によって地域のつながりが薄れる中、高齢者や障がいのある人、子育てや介護をしている人などが、周囲に相談できず孤立してしまうケースが増えています。そこで、地域の身近な相談相手として必要な支援を行うのが『民生委員・児童委員』の存在です。誰もが安心して暮らせる地域づくりのために、さまざまな活動をしている『民生委員・児童委員』についてぜひ知っていただき、活動へのご理解とご協力をお願いします。

■民生委員・児童委員とは?
みなさんがお住まいの地域に、民生委員・児童委員と呼ばれる人たちがいるのをご存じですか。『民生委員』は、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。社会福祉の増進のために地域住民の立場から生活や社会福祉に関する相談・援助活動を行っており、創設から100年以上の歴史を持つ制度です。また、全ての民生委員は児童福祉法によって『児童委員』も兼ねており、妊娠中の心配ごとや子育ての不安に関するさまざまな相談や支援を行っています。

■どんな人が民生委員・児童委員になっているの?
住民の人で、その地域の実情をよく知り、福祉活動やボランティア活動などに理解と熱意があるなどの要件を満たす人が民生委員・児童委員に選ばれる対象になります。任期は3年(再任も可能)です。
民生委員・児童委員の活動は個人の私生活に立ち入ることもあるため、活動上知り得た情報について守秘義務が課せられています。この守秘義務は、委員退任後も引き続き課されます。
令和4年12月1日現在、全国で約22万人の民生委員・児童委員が活動しています。

■どんな活動をしているの?
民生委員・児童委員は地域の『民生委員児童委員協議会』に所属し、地域の実情にあわせて福祉に関する幅広い活動を行っています。また、民生委員・児童委員の中から厚生労働大臣に指名されて、児童福祉に関する事項を専門に担当する主任児童委員がいます。
民生委員・児童委員、主任児童委員は、地域住民であるみなさんと同じ立場で相談に乗り、必要であれば福祉制度や子育て支援サービスを受けられるように関係機関へつなぐ役割を果たします。

▽5月12日は『民生委員・児童委員の日』です
大正6年(1917年)5月12日に、民生委員制度のもとになる済世顧問制度を定めた岡山県済世顧問制度設置規程の公布日にちなみ、この日が定められました。
全国民生委員児童委員連合会では、毎年『民生委員・児童委員の日』である5月12日からの1週間を『活動強化週間』として、民生委員・児童委員(主任児童委員)やその活動について理解を深めてもらうため、全国各地でさまざまなPR活動に取り組んでいます。

▽民生委員・児童委員のシンボルマーク
幸せの芽生えを示す四つ葉のクローバーと民生委員の『み』の文字、児童委員を示す『双葉』を組み合わせ、平和のシンボルのハトをかたどっています。このマークは愛情と奉仕を示し、民生委員・児童委員に配られるバッジのデザインなどに使われています。

問合せ:小竹町役場福祉課一般福祉係
【電話】0949-62-1219

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