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[特集]「出会う」「つながる」「認め合う」多文化共生の町を目指して(2)

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福岡県広川町

■Nihongo Club Hirotomo(にほんごクラブひろとも)
○共に進む仲間として、相手を知り・学び・認め合う
一緒に広川町を築いていく仲間として、町で暮らす外国人の存在はとても重要です。理解し合うには、お互いが歩み寄り、コミュニケーションをとらなければなりません。そこで、広川町で生活する外国人のための日本語教室として、令和4年に「広川町にほんごクラブひろとも」が開設されました。
「ひろとも」は、語学を学ぶだけでなく、その人がその人らしく生活できる場所を目指し、若い世代のサポーターと共にさまざまな活動を行っています。これまで、在住外国人への町の情報発信や日本語教室の開催、お祭りへの参加、行政区の防災訓練、病院と連携したイベント「病院へ行こう」の開催、料理教室、着物体験など、広川町に住む外国人の皆さんと多くの行事を行ってきました。
これからも、教室を通して多文化共生のまちづくりに向け活動していきます。興味のある人は、ぜひご参加ください。

■「ひろとも」サポーターにインタビュー
○ひろともサポーター 木原菜歩さん
私の将来の夢は海外の人たちと一緒に仕事をすることです。その夢に一歩近づくため「ひろとも」に参加することを決めました。
実際に参加し、在住外国人の皆さんと日本語を使って交流しました。日本語を勉強するだけではなく、日本語を使って楽しく会話することが大切です。話す楽しさが分かると、自然とコミュニケーションの輪が広がり、より多くの人と理解し合えると私は思います。
これからも、いろいろな海外の人たちと交流し、輪を広げていきたいと思います。

○ひろともサポーター 木原里和さん
私が「ひろとも」に参加した理由は、外国人の皆さんを少しでも手助けしたいと思ったからです。私たちが当たり前のように使っている方言は、外国人にとって難しいものであり、誰かの助けがなければ理解できません。
以前、日本語でしか書かれていない注意書きを読めず、ケガをしたり危険区域に入ってしまったりした外国人がいました。そのことがきっかけとなり、日本語を教えてあげたいと思ったのです。
少しでも外国人の皆さんの助けになるよう、活動を続けていきます。

■料理でつながる、ひろとも料理教室
9月24日(日)、ひろとも主催の料理教室が開催されました。
講師は、広川町に在住のインドネシア・カンボジア・ベトナムの外国人実習生。生徒は、ひろともサポーターの中高生とひろとものスタッフです。
この日は、インドネシアの伝統的な発酵料理である「テンペ」と、カンボジアの定番朝食料理である豚肉を使った「バイサイチュルーク」、ベトナムのお好み焼き「バインセオ」と「ペンネ炒め」を作りました。材料は、講師の皆さんが自国から取り寄せてくれた物もあります。
やさしい日本語を使いながら一緒に料理することで、お互いの距離が縮まり、笑顔の絶えない時間があっという間に過ぎていきました。
調理室は、3か国の料理のいい匂いが漂い、優しく温かい空気に包まれ、心も体も元気になる料理教室となりました。

■「アフリカ料理を味わう会」参加者募集
12月2日(土)に開催される「ひろかわ人権フェスタ」のイベントの一つとして、久留米市にある「ローローズカフェ」の店主である、マラウィ出身のローレンスさんが作るアフリカ料理を味わう会を行います。
当日は、参加者全員でアフリカのサラダを作り、ローレンスさんが用意した料理と一緒に食べます。
参加希望者は広川町教育委員会事務局生涯学習課へご連絡ください。
日時:12月2日(土)、9:30~
場所:はなやぎの里2階調理実習室
定員:先着10人
参加費:1,000円/1人
※持ち物(エプロンなど)は、決まり次第参加者に連絡します。

問合せ:広川町教育委員会事務局生涯学習課
【電話】0943-32-0093
【FAX】0943-32-4287

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