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人権問題を考える

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福岡県広川町

■日本国憲法とSDGs~憲法記念日に日本国憲法の意義を考えてみる~
□5月3日は「憲法記念日」
憲法記念日は日本国民の祝日の一つです。1947年5月3日に日本国憲法が施行されたことを記念し、1948年に公布・施行された祝日法により、憲法記念日が制定されました。
祝日として制定された背景には、過去の戦争経験を経て、平和で平等な社会の実現に向けて制定された日本国憲法に対し「国のさらなる成長を期待する」という思いが込められています。

□日本国憲法とSDGs
SDGsが発表されたのは2015年であり、その70年近く前に制定されたのが日本国憲法です。日本国憲法の前文は「人類を貧困や欠乏から解き放ち、地球を癒し安全にする」という、SDGsの考えを先取りしているものといえます。

□基本理念=憲法13条
日本国憲法第13条は、個人の尊重や幸福追求権について定めています。
日本国憲法第13条
「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」
SDGsでは「誰一人取り残さない」という基本理念のもと「17の目標」を掲げています。弱い立場にある人の権利が守られるべきである、という考え方であり、憲法13条の考え方と一致します。

憲法記念日を機会に、現代社会における憲法の存在意義や役割について考えてみましょう。

■SDGsの考え方「5つのP」
□People「人間」(1)~(6)
あらゆる形態の貧困と飢餓(きが)を無くし、尊厳と平等を確保する。

□Prosperity「繁栄」(7)~(11)
自然と調和した、豊かで充実した生活を確保する。

□Planet「地球」(12)~(15)
将来の世代のために、地球の天然資源と気候を守る。

□Peace「平和」(16)
平和で公正、かつ誰も孤立させずに支え合える社会を育てる。

□Partnership「パートナーシップ」(17)
確かなグローバル・パートナーシップを通じ、目標の実現を目指す。

■SDGs17の目標
(1)貧困をなくそう
(2)飢餓をゼロに
(3)全ての人に健康と福祉を(4)質の高い教育をみんなに
(5)ジェンダー平等を実現しよう
(6)安全な水とトイレを世界中に
(7)エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
(8)働きがいも経済成長も
(9)産業と技術革新の基盤をつくろう
(10)人や国の不平等をなくそう
(11)住み続けられるまちづくりを
(12)つくる責任、つかう責任
(13)気候変動に具体的な対策を
(14)海の豊かさを守ろう
(15)陸の豊かさも守ろう
(16)平和と公正をすべての人に
(17)パートナーシップで目標を達成しよう

問合せ:生涯学習課人権・同和教育係
【電話】0943-32-0093

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