このページでは、令和5年7月10日の豪雨災害で甚大な被害を受けた広川町に、企業版ふるさと納税で寄付いただいた事業所を紹介します。
■(株)エムエスエフ広川工場
○あの商品もこの商品も!?食卓を彩る「味のトータルコーディネーター」
お風呂のように大きな鍋が並ぶ工場内は、さまざまな調味料の香りが漂い、側溝などの細部まで清潔に保たれています。
味のトータルコーディネーターとして、調味料や加工食品のOEM製造を行う(株)エムエスエフは、昭和63年に宮島醬油(しょうゆ)フレーバー(株)として福岡市で創業しました。唐揚げの漬け込み液やモンドセレクションで金賞を受賞した「ステーキスパイス」などのヒット商品を世に送り出します。令和2年、社名を(株)エムエスエフに変更し、現在では全国に3つの営業所と3つの工場を構えています。
平成30年9月に竣工した広川工場では、主に小袋製品やペットボトル製品、レトルト加工食品など、約30品目を製造しており、その製造量は年間3500トン~4000トンにもなるそうです。広川工場で製造された製品は、国内最大の弁当チェーン店「ほっともっと」や外食チェーン店「やよい軒」などで使われているほか、スーパーマーケットなどで販売されています。もしかしたら、皆さんが普段食卓で使っている調味料やレトルト食品の中にも、広川工場で製造された商品があるかもしれません。
主役を引き立たせる脇役。でも料理になくてはならないのが調味料。日本の食卓を陰で支える、縁の下の力持ち企業が広川町にあります。
・広川工場長の中村さんに、工場内の各設備を案内してもらい、安全管理などのお話を伺いました。
○最大の任務は安全な商品を消費者に届けること製造メーカー・エムエスエフとしてのプライド
私たちは、消費者に安全な製品を届けるため、徹底した衛生管理・安全管理を行っています。あらゆる面で「もしも」を想定し、製造工程で出るゴミの一つに至るまで、管理を徹底しています。
このような日々の積み重ねが実を結び、広川工場では「FSSC22000」という、食品の安全に関する国際認証を取得できました。これは、従業員一人ひとりが高い意識を持ち職務に従事していたからこそ成し得た結果であり、私たちの誇りです。
(株)エムエスエフは、お客さまの要望を聞きながら商品開発を行う、OEMメーカーとして成長してきました。その過程で得た商品開発のノウハウや蓄積したデータをもとに、最近では自社商品の開発・販売にも力を入れています。レトルトカレーや焼き肉のタレなどを販売しており、広川町のふるさと納税返礼品としても出品しています。
私たちの仕事は製造がメインのため、表だって目立つような機会はありませんが、製造した商品がスーパーなどに陳列されているとうれしいですし、一番のモチベーションになります。
株式会社エムエスエフ
・広川工場
広川町大字藤田1425-47
・本社所在地
東京都港区芝3丁目40番6号三田ビル3階
■企業版ふるさと納税とは?
国が認定した自治体の地方創生プロジェクトに企業が寄付すると、税負担が軽減される制度です。損金算入(寄付額の約3割)と税額控除(寄付額の最大6割)を併せると、最大で寄付額の約9割が軽減され、実質的負担が約1割になります。
広川町では、協力企業を随時募集しています。詳細は、企画課企画係(【電話】0943-32-1196)へお問い合わせください。
▽こんなメリットがあります!
・POINT1…通常の寄付と比べ、法人関係税の控除が3倍に
・POINT2…地方創生に貢献する企業として、公表・PRできる
・POINT3…企業理念の達成SDGsの達成
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