【ピックアップケース1】
Chari
まちの移動の、つぎの習慣をつくる
赤い自転車に駐輪ポート。街中で見慣れた人も多いのではないでしょうか。
シェアサイクルサービス「チャリチャリ」は、平成30年2月にここ福岡でサービスを開始し、東京・愛知・三重・佐賀・熊本とサービスエリアを拡大。現在までに約7900台の自転車と2300箇所以上の駐輪ポートを展開し、累計3000万回以上利用されるまで成長しています。
地元福岡では、利用数の増加・ニーズの広がりに合わせて、サービスエリアを天神・博多の2つの繁華街を中心としたエリアから、令和2年9月に南区・西区方面へ、さらに令和3年8月には香椎や千早、アイランドシティなどの東区方面へと拡大しています。
さらに、令和5年3月には空の玄関口であり福岡市営地下鉄空港線の駅もある福岡空港や、アビスパ福岡の本拠地であるベスト電器スタジアムもサービスエリアに含まれることとなりました。これにより、福岡市内への移動をはじめ、サッカーの試合やイベント時のアクセス向上など、周辺地域の交通課題解決の鍵となっています。
志免町とチャリチャリ株式会社は、令和6年12月27日(金)に包括連携協定を締結しました。
この協定は、シェアサイクルサービスの提供を中核として、お互いの持つ強みを活かしながら協働することで、志免町の持続的な発展に貢献していくことを目的としたものです。
今後、「脱炭素社会の促進」や「二次交通の活性化」、「災害時の移動支援」や「自転車走行ルールの周知・啓発」、「観光・地域振興」などの分野で連携していきます。
町内には、役場周辺から福岡空港方面を中心に、7箇所の駐輪ポートが設置されています。今後は、町内でのサービスエリア拡大も検討されているとのこと。新しい交通手段としてますます期待が高まります。
■具体的な施策
1.脱炭素社会の促進に関する事項
〇志免町とチャリチャリは、二酸化炭素排出量のより少ない移動手段の利用を促進し、その普及・啓発を行うなど、社会全体の脱炭素化を推進します。
2.町内における二次交通の活性化に関する事項
〇チャリチャリは、志免町のまちづくりとともに、町民及び来町者の拠点施設などへの移動需要に対応し、町内の主要道路の渋滞緩和対策と町内の二次交通としての選択肢となるよう駐輪ポートの設置を進めます。
〇志免町は公共用地への駐輪ポートの設置を支援します。
3.災害時の移動支援に関する事項
〇チャリチャリは、災害対応時に志免町職員にシェアサイクルの車体を提供することで、即時に必要となる細かな移動を支援します。
〇志免町は、職員の災害対応時の移動手段としてシェアサイクルを活用し、応急・復旧活動の効率化を図ります。
4.自転車走行ルールの周知・啓発に関する事項
〇志免町とチャリチャリは、自転車利用者に対する交通ルールの周知・啓発活動を推進します。
5.観光・地域振興に関する事項
〇志免町とチャリチャリは、志免町内の観光資源とシェアサイクルの連携を強化し、利用者の志免町内での滞在時間をより価値あるものとするとともに、地域振興につなげる取り組みを推進します。
〇志免町の魅力発信について、志免町とチャリチャリが連携して取り組みます。
Charichariの使い方は
「チャリチャリヘルプ」で検索
■実は役場前にもあります
令和6年4月に県内の町村では初めて駐輪ポートが設置されました。
役場前にもありますので、ぜひお気軽にご利用ください。
■現在の町内駐輪ポートは7箇所
(1)別府北(アネシス空港東横)
(2)Eスペース福岡東店
(3)スーパーセンタートライアル福岡空港店
(4)白水建材有限会社
(5)トヨタカローラ福岡志免店
(6)志免町役場
(7)東福岡たぬま動物病院
※詳しくは、本紙をご参照ください
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