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町民インタビュー

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福岡県志免町

身近な相談相手として
地域の人々を見守る民生委員

民生委員を30年務める会長の宮本陽子さん

誰もが安心して暮らせる地域づくりのために、日々活動しているボランティア『民生委員』をご存じですか?地域の方々を見守りながら、生活上の困りごとがあれば必要な援助を行うなど、社会福祉の増進に努めています。今回は、この民生委員の会長として活躍されている宮本陽子さんにお話を伺いました。
「赤ちゃんから高齢者まで孤立せず生活できるように、地域の身近な相談相手として支援を行っています。主な仕事は、高齢者の見守り。ひとり暮らしなら70歳以上、ご夫婦であれば75歳以上のお宅に伺い、元気ですか?と世間話をしながら、困っていることがないか定期的に確認しに行っています」体が不自由になり活動しにくいなどの困りごとがあれば、行政や専門機関につないだり、負担を軽減する方法を共に考えたり。必要があれば、買い物に同行することもあると言います。「困ったことがあったら、1年365日24時間いつでも電話してくださいって伝えているんですよ。ある晩は電話がかかってきて一緒に救急車に乗ったこともありました。みんな自分で何とかしないと、と我慢して、SOSを出さない方が多くなっていると思うんです。頑張り過ぎなくていい。近所の方にも声をかけて、困りごとがあればどんどん伝えてください。福祉推進委員会と連携しながら協力者のネットワークも広げています」
民生委員になって30年という宮本さん。それ以前は福祉推進委員をしながら、手話の会などのボランティアをしていたそう。「ありがとうをいただくことが一番の幸せ。活動の原動力になっています。初めて伺うお宅では門前払いされることもあるんですけど、何度か訪ねるうちに打ち解けてくださる方も多くて。根気強く訪れて、皆さんの心の扉を開けられたらなと思っています。ふさぎ込んでいる方も心にあるものを出してくださいね。安心して最後まで同じ町内で過ごせるように何かあればお訪ねします」と宮本さん。その温かな声を聴いただけで安心するという方も多く、地域の方々の心のよりどころになっていることを実感しました。宮本さんをはじめ民生委員は、あなたの身近な相談相手。困りごとがあるときは遠慮せず、助けを求め合っていきましょう。

民生委員は令和9年で110年困りごとがあれば担当地区の民生委員へ

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