あさくら歴史散歩

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市内の歴史遺産のロマンを追いかけるシリーズ
十一.中世秋月氏筑前の雄から日向財部(ひゅうがたからべ)(高鍋)へ
天正6年(1578)に起こった耳川(みみがわ)の戦いで豊後の大友氏が薩摩の島津氏に敗れると九州の勢力図は一変します。肥前の龍造寺氏、薩摩の島津氏と共に九州を代表する大名となった秋月種実(たねざね)は36万石ともいわれる範囲を領有します。
天正15年(1587)に豊臣秀吉が大友氏の救援に応える形で島津氏討伐のため九州出兵を決行しました。秀吉は秋月種実を「筑前の館(領主)である」と評し、従えば筑前一国を安堵すると伝えましたが、種実は島津氏と組んで秀吉軍に対しました。しかし、拠点である岩石城を一日で攻め落とされたため、秀吉に降伏します。
後日、九州を平定した秀吉により(九州仕置)日向財部3万石へ国替えを命じられ、秋月種実・種長(高鍋藩初代藩主)は秋月の地を去ることとなります。

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