文字サイズ
自治体の皆さまへ

お元気ですか?保健師です

9/29

福岡県朝倉市

■熱中症は予防が大切!!
これから暑い日が続きます。夏になると気を付けなければならないのが「熱中症」です。梅雨明け後の蒸し暑い日は特に注意が必要です。熱中症は正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。

◇熱中症とは?
気温や湿度が高い環境では、体温の調節機能がうまく働かなくなり体内に熱がこもってしまいます。また、体内の水分や塩分のバランスが崩れ体調が悪くなります。近年は、気温が高い日があり、短時間の外出や、屋外だけでなく室内や夜間でも熱中症になる場合があります。

◇子どもと高齢者は注意!
子ども:体温調整機能が未熟なため、体温調整がうまくいかず熱中症にかかりやすくなります。子どもの顔色などを観察し、こまめに水分補給や休憩を取りましょう。
高齢者:年齢を重ねると体温調節機能が弱くなります。のどの渇きや暑さを感じにくく、汗をかきにくいため、自覚症状がなく熱中症になってしまう危険性があります。そのため、気づいた時には重症化していることが多いため注意が必要です。

◇どんな症状が出るの?
軽度:めまい、立ちくらみ、こむら返り、手足のしびれ
中等度:頭痛、吐き気・嘔吐、体のだるさ、集中力・判断力の低下
重度:意識消失、運動障害、けいれん重症化すると死に至る場合があります。

◇症状が出たらどうする?
軽度:風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内などに移動し、衣服をゆるめ身体を休め、水分補給をしましょう。誰かがついて見守り、良くならない場合は病院を受診しましょう。
中等度:軽度の処置に加えて、濡れタオルなどで皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷や保冷剤などをタオルでくるんで当てたりして体を冷やしましょう。屋外で保冷剤などがなければ、自動販売機で買った冷えたペットボトルなども活用できます。首の回り・脇の下・太ももの付け根などの太い血管を冷やすと早く体温を下げることができます。その後病院を受診しましょう。
重度:声をかけても返事ができない、自分で水分が飲めないなど症状が重い場合は、体を冷やしながら、すぐに救急車を要請しましょう。本人が倒れたときの状況を知っている人が付き添って発症時の状態を伝えましょう。

◇熱中症警戒アラートを活用しよう
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方、または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。発表された情報はテレビやSNSを通じて発信されます。発表された日には、熱中症に十分気を付ける行動をとりましょう。

◇熱中症予防のポイント
・室温をこまめにチェックし、室温28度、湿度60%以下を目安に冷房を調整しましょう。あわせて扇風機も上手に使いましょう。
・のどが渇く前にこまめに水分補給をしましょう。水分の目安は1日1.2Lです。大量の発汗があった場合には、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンク、食塩水(水1Lに1~2gの食塩)なども有効です。
・吸汗・速乾素材や冷感素材などの衣類を活用しましょう。ゆったりした服装で衣服の中や体の表面に風を通し、体から出る熱と汗をできるだけ早く逃がしましょう。
・外出時には日向を避け、日傘や帽子を使いましょう。
・屋外の作業では、携帯型扇風機や保冷剤などのグッズを活用しましょう。
・高齢者、子ども、持病のある人など熱中症のリスクが高い人には、身近な人からエアコンの使用やこまめな水分を行うよう声をかけましょう。

問合せ:市健康課
【電話】22-8571

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU