文字サイズ
自治体の皆さまへ

シリーズ男女

24/29

福岡県朝倉市

■気づくことからはじめよう、アンコンシャス・バイアス
皆さんは、看護師、保育士、栄養士というと女性を思い浮かべたり、消防士、警察官、医師というと男性を思い浮かべたりしませんか。
また、親が単身赴任と聞くと父親を、パソコンが苦手といえば高齢者を、DVの被害者といえば女性を想像しがちです。
さらに、血液型がO型であればどんな性格、A型であればどんな性格だろうと、決めつけや思い込みはありませんか。
このように、今までの経験や見たり聞いたりしたことで受けた影響から、自分でも気づかないうちに、無意識に思い込んでしまう決めつけたものの見方を、アンコンシャス・バイアスといいます。
特に、「男らしさ・女らしさ」に関する思い込みは「ジェンダーバイアス」と呼ばれています。ジェンダーバイアスは幼少期からの刷り込みの影響も大きく、購入したランドセルの色の割合は、男児は黒58・4%、紺17・6%、青9・6%。女児は紫・薄紫24・1%、桃21・0%、赤17・0%というように、身近なランドセルや玩具、洋服の選択にも、その影響がみられます。
アンコンシャス・バイアス、ジェンダーバイアスといった無意識の思い込みは誰の中にもあり、日常生活や職場、学校の中にもあふれています。
「男だから稼がないと……」
「今時の若者はなってない……」
「まだ結婚しないの……」
しかし、それは自分も気づかないうちに、「こうあるべき」「こうするべき」「これはどうせ無理」といった決めつけや押しつけにつながります。
そして、無意識の思い込みは相手の考えを縛ったり、やる気を奪ったりするだけでなく、ものの見方や考え方を狭めてしまうことになるかもしれません。
私たち一人ひとりが、自分の価値観だけで、物事を決めつけたり、押し付けたりしていないか。日々の生活の中で、ひと呼吸おいて考え行動することが大切です。
アンコンシャス・バイアスに気づき、その間違いを正すことは、より自分らしく、いきいきとした社会を創るきっかけになるのではないでしょうか。

問合せ:市男女共同参画推進室
【電話】28-7595

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU