あさくら歴史散歩

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市内の歴史遺産のロマンを追いかけるシリーズ

十二.黒田氏の時代～黒田図書助直之～
関ヶ原の戦で東軍(徳川家康方)の勝利に貢献した黒田長政は、筑前国52万石を拝領します。長政は領内各地に家臣を配し、治めさせました。秋月を含む1万2000石の領地は、黒田24騎の一人であり八虎にも数えられる勇将、黒田官兵衛の弟、黒田図書助直之に与えられました。
秋月に入った直之は、秋月氏の里城である杉本城を改修し、居館としました。直之はキリスト教を信仰し、領内のキリシタンを保護し布教を認めました。そのため、秋月領内には多くのキリシタンがいたと伝えられます。直之は慶長14年(1609)に死去し、息子の直基が跡を継ぎますが、後継者がいなかったため、秋月は福岡藩の直轄地になりました。写真の瓦は、直之の居館跡(現秋月中学校)から見つかったと伝えられます。

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