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自治体の皆さまへ

あさくらびと No.24

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福岡県朝倉市

地域で話題になっている人や団体、企業などを紹介するシリーズ。
第24弾は、フィルムフェスト・アキヅキ(秋月藩成立400年記念事業)を企画・運営する皆さんを取材しました。

■Interview
フィルムフェスト・アキヅキ
事務局:グリアーはなさん
ヘクター・バランテスさん
秋重久美子さん
山田謙一郎さん

■秋月のまち全体を映画館に
◇秋月で新しい映像体験を
以前から友人関係にあった私たちは、映像やアート、建築など文化的な分野に興味を持っています。秋月のまちづくりに関わっているメンバーもいて「秋月で文化的なおもしろい取組ができないか」と、次第に具体的な話をするようになりました。秋月藩成立400年記念事業をきっかけに、秋月の特性を生かし、点在する歴史的な建造物や古民家を巡る映画祭「フィルムフェスト・アキヅキ」を企画しました。少し違った目線の「アキヅキ」に、地域の皆さんにも興味を持ってもらえているようで、応援していただいています。

◇映画+まち歩き新しい映画祭のかたち
フィルムフェストは、旧秋月保育所を中心に古民家や旧田代家、旧戸波邸などの上映会場を巡りながら映画を観る、秋月全体を映画館にしたような取組です。上映会場は、黒門や杉の馬場など観光客が訪れる場所に集中させていません。普段あまり歩かない場所だからこそ、「まち歩き」をしてもらう意図があります。
上映する映画は公募を行い、国内外から150件と予想を上回る応募がありました。その中から、各上映会場や秋月の町並みに合う30件ほどの作品に選定しました。
映画に興味がなかったり、詳しくなかったりする人もいるかと思います。フィルムフェストはそういった趣味嗜好の線引きをせず、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、誰でも楽しめる内容だと考えています。上映時間も1分間のショートムービーから2時間の長編までさまざま。映画だけでなく、フードトラックや屋台などの出店もあり、飲食も充実しています。「いつもと違ったご飯を食べたい」「秋月のまちを散歩したい」と気軽な気持ちで来てもらいたいです。

◇新たな文化の発信地へ
フィルムフェストは歴史的瞬間に立ち会えるような映画祭だと考えています。「新しい何かに出会える場所――」。そんな映画祭を今年だけでなく、来年以降も続けていきたいです。歴史や伝統が息づく秋月。先人たちが残した文化を大切にしつつ、秋月が新たな文化の発信地になるような取組が今後もできれば幸いです。

■フィルムフェスト・アキヅキ
※フィルムフェスト・アキヅキのHP。上映作品や会場マップなどが確認できます。詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。
上映期間:11月24日(金)~26日(日)
映像、アート、歴史、建築が混ざり合う新しい映画祭。秋月の伝統建造物や史跡、古民家などが、国内外の映像アーティストによる作品の上映会場になる3日間。
時間:[24日]13時~18時(オープニングイベントは18時から旧秋月保育所にて)、[25日]13時~20時、[26日]13時~18時
※最終入場は各日終了時間の30分前
チケット料金:一般1000円、中・高・大学生500円、小学生以下無料
※3日間、全上映会場に入場可能。前売券(一般800円)は10月31日まで。
チケット販売場所:アキアーキテクツ事務所(フィルムフェスト・アキヅキ事務局、長谷山397-3)、gallerycobaco(牛鶴109)
※オンラインチケットはHPから購入可能。

問合せ:
【電話】25-1335(秋月駐車場内)【E-mail】info@akizukififilm.org

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