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シリーズ男女

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福岡県朝倉市

■ジェンダーギャップ指数を考えよう
ジェンダーギャップ指数をご存じでしょうか。
まず、ジェンダーとは「女性」「男性」の性別に対して、社会的・文化的に作られた性別のことです。例えば、「お茶くみは女性の仕事」「外回りは男性が向いている」など、慣習的に作られた「女性だから」「男性だから」という考え方が、ジェンダーに該当します。
次に、ジェンダーギャップ指数とは、世界経済フォーラムが公表している男女格差の度合いを示す指数です。「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野で各国のデータをもとに評価し、国ごとのジェンダー平等の達成度を0(完全不平等)から1(完全平等)の数値で表しています。
2023年の日本におけるジェンダーギャップ指数の総合スコアは、0.650、順位は146カ国中125位で、昨年から9ランク順位が下がりました。4つの分野別に見ると、経済123位、教育47位、健康59位、政治138位となっています。
一方、アイスランドは12年連続1位で、最も男女が平等に近い国と言えます。また、多くの北欧諸国が上位にランクインしていますが、これは順位に差が出やすい「経済」と「政治」の分野において、高いスコアを得ていることが要因と考えられます。言い換えると、日本は経済分野と政治分野での大きな格差が、総合順位を引き下げている要因となっていることが分かります。
国は、ジェンダーギャップを改善するために、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律、女性活躍推進法、ポジティブ・アクション、輝く女性の活躍を加速する男性リーダー会などの取り組みを行っています。
私たちがあらゆる場と機会において、社会的性別にとらわれない、男女共同参画の視点に立った意識で、女性が参画しやすい環境を作っていくことが、ジェンダーギャップ指数を完全平等化に近づける一歩となるのではないでしょうか。

問合せ:市男女共同参画推進室
【電話】28-7595

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