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シリーズ人権

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福岡県朝倉市

■ラグビーワールドカップから考える共生と創造
昨年、ラグビーのワールドカップがフランスで開催されました。今回は残念ながら、あと一歩のところで1次リーグ突破はできませんでしたが、世界各国の強豪とも十分にわたりあえる実力をつけたことを示してくれました。前回大会は日本で開催され、苦戦を予想されていた1次リーグを見事突破しました。数年前までは、とてもかなわないだろうといわれていた強豪国と互角に戦う姿は感動と興奮を与えてくれました。
その活躍の中で、日本チームの参加メンバーには、外国で生まれ育った日本以外の国の出身者が多くいました。移住した国で国籍を取得した選手や、直近の五年間、その国に継続して居住するなど、大会の参加資格にのっとり選出された人たちです。このようなことは、日本が特別だというわけでもないようです。
他国で生まれた経歴や違う環境で育った選手が、日本を愛し、日本で暮らし、代表に選ばれ、誇りをもって厳しい練習に耐え、共に試合を戦ってくれた姿に感銘を受けた人もいるのではないでしょうか。
また、福岡県の伝統行事である博多祇園山笠でも、居住する外国人が「山のぼせ」として活躍しています。生まれた国は違えども、スポーツや伝統行事を通して、互いを認め合い、尊重し合い、今住んでいる地域や国を愛していく。その姿こそが共生・創造の第一歩となるのではないでしょうか。
生まれや育ちの違いを超えて、他者の考えや価値観について理解し、新たな価値を創造しようとすることの積み重ねによって、「争いのない世界」も実現されるのではないか。そう願いたいです。

問合せ:市人権・同和対策課
【電話】52-1174

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