地域で話題になっている人や団体、企業などを紹介するシリーズ。
第32弾は、“ありのままの自分”を表現するシンガーソングライターえとぴりかさんを紹介します。
Interview:シンガーソングライター えとぴりかさん
朝倉市出身で福岡市在住。「えとぴりか」の由来は学生時代のニックネーム。「一度きりの人生だから自由に生きる!」とシンガーソングライターへ。代表作は「アイデンティティ見聞録」。
■被災したふるさとに歌で恩返しを
◇好きなことをして生きたい
ギターを初めて持ったのは20歳の頃でした。当時、東京で就職活動をしていましたが、「自分には合わない」と感じ地元で働くことに。何か打ち込めるものを探していた時、実家にあった妹のギターがきっかけでした。
ギターが上手くなるために、100個の目標を立てました。「Fコードを弾く」「自分のギターを買う」「奥田民生に会う」…。一つ一つ達成する度に自信がつき、自分で作詞作曲をするようになりました。オーディションに出て入賞すると、小さい頃から歌うことが好きだったこともあり、シンガーソングライターとして生きたいと思うようになりました。
曲を作る時はありのままの自分を表現します。曲は私を強くし、守ってくれる存在。落ち込んだ時には自分の曲が元気をくれることもあります。
◇ふるさとを襲った豪雨
シンガーソングライターとして福岡市を中心に活動していた時に、平成29年7月九州北部豪雨が発生しました。母校の比良松中学校沿いの川の護岸は崩れ、ライブをした三連水車の里あさくらには土砂や流木。ふるさとの姿は変わり果てていました。ボランティアにも参加しましたが、もっと他に「自分にできること」と考えた時に、真っ先に浮かんだのが「歌うこと」でした。
朝倉の復興を願い、当時の朝倉の現状を一人でも多くの人に知ってもらうため、自分のライブで義援金を集めて朝倉市へ寄付。地道に活動を続け、今では企業の賛同をいただき、活動を支援してもらえるようにもなりました。この災害で一番怖いのは「忘れられること」。今後も復興ライブの活動を続け、「自分にできるかたち」で朝倉を支援したいと考えています。
◇再び100個の目標を
これからも“えとぴりか”としてライブを行い、楽曲を提供できるよう頑張っていきます。また、朝倉のことをもっと多くの人に知ってもらえるよう、朝倉のPRにも力を入れたいと思います。改めて100個の目標を立てて、それに向かって日々頑張ります。目標の一つは「朝倉に貢献できる人になる」。朝倉の皆さん、これからも応援よろしくお願いします!
■朝倉発シンガーソングライターえとぴりか
3月31日には福岡市のふくぎん本店広場で「三好不動産Presentsあさくらライブandマルシェin天神」、5月26日には朝倉市の万徳寺で「朝倉復興支援万徳寺おてらマルシェ」など、福岡県内で復興ライブに出演。そのほか、復興ソング「風のおたより」を制作するなど歌で朝倉を支援する活動を行う。
今後は各種SNSのほか、ポッドキャストにて「ちょっと、朝倉からやってきました!」のタイトルで朝倉のおすすめスポットや魅力を発信!乞うご期待です!
※SNSの詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。
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