市の財政状況を知ってもらうため、毎年、決算と予算の執行状況を公表しています。皆さんが納めた税金、国や県の補助金などがいくら入り、それがどのように使われたのかお知らせします。
1 令和5年度決算一般会計
■歳入・歳出ともに増加
一般会計の歳入総額は417億1519万円(前年度比7.9%増)、歳出総額は401億3698万円(前年度比7.6%増)、差し引き15億7821万円の収支となりました。歳入・歳出ともに庁舎建設や小学校施設整備の影響により、令和4年度に引き続き大きな決算額となりました。
市の歳入の中心となる市税は74億6758万円で、歳入全体の17.9%。これを市民一人当たりで計算すると、14万8428円の負担となります(令和6年3月31日現在の人口5万311人で計算)。
■市債(市の借金)の現在高は増加
一般会計の市債の現在高は、令和5年度末現在で約301億円(前年度比4.7%増)(参考:令和4年度末287億4524万円)。このうち約9割が、国から交付される地方交付税などで手当てされます。
1-1歳入
1-2歳出
■用語説明
◇歳入
【市税】市民税、固定資産税、軽自動車税など
【分担金・負担金】受益者の負担金。主に保育料など
【使用料・手数料】施設の使用料など
【諸収入】各種貸付の元利償還金、延滞金などの徴収金
【地方交付税】国税として徴収した所得税・法人税・酒税などの一定割合が、市の財政状況に応じて配分される
【国庫支出金・県支出金】国の委託や市の事業に対して、国や県から交付される補助金・負担金・委託金など【市債】公共事業の資金調達のための借入金
【自主財源その他】寄付金・繰入金、繰越金、財産収入
【依存財源その他】地方消費税交付金、地方譲与税、法人事業税交付金、地方特例交付金、環境性能割交付金など
◇歳出
【総務費】市の全般的な管理事務経費で、戸籍・統計・選挙・徴税費や職員給など
【民生費】安定した社会生活を保障するための経費で、児童福祉・老人福祉・生活保護など
【衛生費】ごみ・し尿の処理や生活排水、公害対策、健康管理・予防のための経費
【農林水産業費】農林業振興や生産基盤整備などの経費
【商工費】商店街振興、企業誘致、観光振興などの経費
【土木費】道路・河川・公園・市営住宅などの整備と維持管理のための経費
【消防費】防災・広域消防・消防団運営などの経費
【教育費】小中学校の増改築や生涯学習、文化財保護などの経費
【災害復旧費】被災した道路、河川などを復旧するための経費
【公債費】借り入れた市債の元利償還金など
【その他】議会費・労働費
問合せ:市総務財政課
【電話】28-7598
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