地域で話題になっている人や団体、企業などを紹介するシリーズ。
第37弾は、朝倉光陽高校e(イー)スポーツ部の皆さんを取材しました。
■Interview
朝倉光陽高校eスポーツ部
県内の公立高校では数少ない部活動「eスポーツ」。昨年、19歳以下の国内チームで競う「U19eスポーツ選手権」でベスト16に。11月30日(土)に開催される市主催の「eスポーツ交流大会」では、サポーターとして参加。
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
[引用元:一般社団法人日本eスポーツ連合(【HP】https://jesu.or.jp/)]
■eスポーツで学ぶ仲間とのコミュニケーション
◇はじまりは同好会
eスポーツ部のはじまりは5年前に同好会を設立したことから。当時の3年生たちの頑張りや生徒たち自身で作成した企画書などの思いが学校に伝わり、同好会として立ち上がりました。それから、日々の練習や大会への出場など、先輩たちが着実に成果を積み上げてくれたことで、翌年、部に昇格することができました。
現在、部員は11人。eスポーツ部があることがきっかけで朝倉光陽高校に入学した部員もいます。練習は、終礼後2時間程度。練習内容やスケジュールは自分たちで決めています。部室にあるパソコンで練習する部員もいますが、オンラインでつながれば一緒に練習できるため、自宅のパソコンから練習に参加している部員もいます。大会で良い成績を残すことや、自分たちより格上の相手に勝つことを目標に、日々の練習に励んでいます。
◇eスポーツで深まる絆
現在、練習しているゲームタイトルは、世界的に有名な「ヴァロラント」や「リーグ・オブ・レジェンド」。どちらも5人1組のチームで競技します。競技中はヘッドセットを装着し、敵の位置や戦況を報告しながら試合を進めるため、仲間同士のコミュニケーションがとても重要。時には、意見が食い違うこともありますが、仲間との連携がうまくいき、やりたいことができた時はとてもうれしいです。また、1試合の競技時間は1時間近くになることも。集中力や忍耐力が鍛えられ、コミュニケーションを密にとることで、仲間との絆を深めることができるのがeスポーツの魅力です。
◇eスポーツを知るきっかけに
11月30日、市主催の「eスポーツ交流大会」にサポーターとして参加します。eスポーツになじみみのない人や操作が苦手な人もいると思いますが、私たちが持っている知識でアドバイスやサポートをしていきたいです。近年、世界中でeスポーツが盛り上がっていますが、eスポーツを知らない人もまだまだたくさんいます。私たちがサポーターとして参加することで、eスポーツを知るきっかけになればと思います。
eスポーツはただゲームをするだけではありません。チームで協力して勝利を掴(つか)み取るスポーツです。今後、就職や進学をしますが、eスポーツで培ったコミュニケーション能力や忍耐力を、それぞれの進路で生かしていきたいです。
■朝倉光陽高校eスポーツ部
世代、性別、国籍などを問わず楽しめ、世界大会なども開催され注目を集めるeスポーツ―。
朝倉光陽高校eスポーツ部では、「ヴァロラント」「リーグ・オブ・レジェンド」のゲームタイトルを中心に練習に励んでいます。朝倉のeスポーツ実業団「jump on games」とも合同練習会を実施するなど、技術向上に努めています。
【ヴァロラント】攻撃側と防衛側に分かれ、5対5で戦うシューティングゲーム。
【リーグ・オブ・レジェンド】5対5で戦う戦略ゲーム。キャラクターのスキルなどを駆使して、相手拠点を制圧したら勝利。
※HPの詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。
※朝倉光陽高校公式HP・Instagramの詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。
■eスポーツ交流大会
eスポーツ体験ブースにて、朝倉光陽高校e
スポーツ部の皆さんが参加者をサポート。
体験会では、レーシング・ボウリング・太鼓・
格闘ゲームなどが楽しめ、eスポーツプロ選
手と対決することもできます。
期日:11月30日(土)
時間:[交流大会・シニア健康サポート会]15時~17時[体験会]13時~17時
場所:フレアス甘木
問合せ:市文化・生涯学習課
【電話】22-2348
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