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こんにちは保健師です

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奈良県上北山村

■今回のテーマ
秋バテにご注意!

今年は、例年と比べ暑さ厳しい夏となりました。
過ごしやすいはずの秋に入ったのに体がだるい、疲れがとれない、やる気が出ない・・・そんな症状に心当たりのある方は、もしかしたら「秋バテ」かもしれません。今回は意外と多い秋バテの症状と対策についてお話します。
「夏バテ」に比べるとあまり耳馴染みのない「秋バテ」で悩む人は意外と多く、最近少しずつ認知されるようになってきました。主な症状は、夏バテに似た下記のような症状です。
・体がだるい
・疲れがとれない
・やる気が出ない
・頭が痛い
・めまいがする
・食欲がない
・胃がもたれる
など

▽秋バテの原因は、気候の変化と夏の疲れ
体は自然環境とバランスを取りながら健康を保っているため、気候が変化すれば、その変化に合わせて体を順応させなければなりません。暑く湿気の多い夏から涼しく乾燥した秋へ変わる気候の変化に体がついていくのがやっとです。秋は天気の変化と一日の寒暖差がとても大きい季節です。
日中はまだ夏を引きずったかのように暑いのに、朝晩は驚くほど冷え込むので体温調節が難しいです。そんな変化の多い秋に夏の疲れを引きずったまま突入してしまうと、体は悲鳴をあげて秋バテの症状がみられるようになります。

▽秋バテ予防は疲労回復と変化の順応
秋バテにならないためには、まずは変化に対応できるだけの体力をつけることが大切です。夏の疲れをしっかりリセットして、元気で健やかな体を取り戻しましょう。
(1)食事
食欲不振になってしまうと、食事を抜いたり簡単なもので済ませたりしがちです。一日3食をできるだけ決まった時間に食べましょう。
(2)室温調節
秋になってもしばらくは、まだまだエアコンに頼らなくてはいけない日が続きます。しかし、秋は冬への備えをする準備期間です。真夏の猛暑で受けたダメージや冷房で冷えた体を徐々に回復させなければなりません。暑い日もあるかもしれませんが熱中症のリスクは回避しながら徐々にエアコン離れをするように心がけましょう。またエアコンの冷風が体にじかに当たらないよう風向きを調節してください。
(3)入浴
入浴には血行を促し、冷房で硬直した筋肉を和らげる効果があります。さらには体内に留まった老廃物を輩出させようという動きが活発となります。入浴は体を温めるだけでなく、体を清潔にして気分をリラックスさせてくれる効果があるので、気分良く一日を終えるためにも欠かせないものです。
(4)運動
真夏日が続くと外出を控えるようになり、運動はおろそかになります。そうなると汗をかかなくなるため、体温調節がさらに鈍くなり、これも秋バテの一因となります。早朝や日が沈みかけた夕刻を利用し、わずかな時間でもウォーキングなどの有酸素運動で体を動かす習慣をつけましょう。
(5)睡眠
きちんと体調を整えるためには睡眠も重要です。暑さで眠りにつけない場合、冷房器具を使うことが有効ですが、エアコンは冷えの原因となることから低すぎない温度に設定しタイマーをかけるようにしましょう。秋口は夏と比べ、寒暖差が激しくなりますので、必ずお腹を中心に薄手の布団をかけるようにしてください。
これらの事を心がけ、冬に向けて体調を整えましょう。

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