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自治体の皆さまへ

備えてあんしん防災特集(1)

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福岡県水巻町

近年、気候変動などの影響により大雨や台風などの自然災害が頻発しています。令和2年7月の豪雨では福岡県内でも甚大な被害が発生するなど、大規模な災害が身近なものとなってきています。
災害は、とき・ところ・ひとを選びません。これから梅雨や台風のシーズンを迎えるにあたって、「もしも」の事態が発生した際にどれくらい心構えができていますか。今号では、非常時に対する5つの備えを紹介します。

1.ハザードマップで自宅の災害危険度を知ろう
ハザードマップとは、災害が発生した場合の被害想定区域を示した地図です。町では、平成31年4月に「みずまき防災マップ」を、令和5年3月には、「曲川・新々堀川洪水ハザードマップ」を全世帯に配布しました。この機会にもう一度ハザードマップを見返し、自宅やその周辺などが、どの災害時にどの程度被害リスクがあるのかを確認してみましょう。

■洪水ハザードマップ
河川が氾濫した場合に、浸水が想定される区域を示した地図です。「みずまき防災マップ」には遠賀川などの国が管理する河川の浸水想定区域が示された地図を掲載。令和5年3月には県が管理する河川においても洪水浸水想定区域図が作成されたことから「曲川・新々堀川洪水ハザードマップ」を全世帯に配布しました。

■土砂災害ハザードマップ
大雨などにより崖崩れや土石流、地滑りなどの土砂災害が発生する恐れのある箇所を示した地図です。身体や生命への危険度に応じて土砂災害警戒区域(イエローゾーン)と土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)で分けられています。

■高潮ハザードマップ
台風などが通過する際の高潮の被害を想定した地図です。町の高潮ハザードマップは、台風による遠賀川河口部の水位上昇と大雨での河川流量の増大による浸水状況を想定しています。
・ハザードマップを見ながら家族で話し合ってみましょう。
・自宅が被害想定区域内にある場合、災害時には速やかに避難行動をとりましょう。

2.避難情報・警戒レベルを知ろう
災害が発生する恐れがあるときは、町が発令する避難情報を常に確認するようにしましょう。令和3年から発令する情報が変わり、より直感的に避難するかどうかの判断ができるようになりました。危険性がまだ低い段階であっても気象庁の注意報などに気を配り、災害への心構えやとるべき避難行動の確認を行いましょう。

■避難情報と警戒レベル

※家屋倒壊等氾濫想定区域に入っていない・浸水深より居室が高い・水が引くまで我慢でき、水や食料などの備えが十分な場合は、自宅に留まり安全を確保することも可能です。
・避難情報が出ていなくても、身の危険を感じる場合は避難行動をとってください。

3.避難先や避難経路を確認しておこう
災害が発生する恐れがあるときに避難する場所は避難所だけではありません。安全な地域の親戚や知人宅に避難することも大変有効な手段です。前のページで紹介した自宅の災害危険度と一緒に、ハザードマップを確認しながらあらゆる場面を想定してどこへ避難するかを考えてみましょう。
・優先順位(1)親戚や知人宅、ホテルや宿泊施設などへ
・優先順位(2)町が開設する避難場所や避難所へ
・優先順位(3)避難することが危険な場合は、屋内で安全を確保
・安全な場所にいる場合は、避難する必要はありません。
各避難所の場所はホームページでも確認できます。

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