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自治体の皆さまへ

健康づくりシリーズ435 こんにちは保健師です

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福岡県水巻町

■新生児聴覚スクリーニング検査を受けましょう
赤ちゃんのうち、千人に1~2人は、生まれつき耳が聞こえていないことがあると言われています。健やかな言葉の成長のためには、赤ちゃんの聴覚検査を行い、もし問題があれば早くからコミュニケーションの練習をすることがとても大切です。

■新生児聴覚スクリーニング検査とは?
この検査は産後から退院までの間に行い、赤ちゃんが自然に眠っている間に音を聞かせて反応を見るものです。10分ほどで安全にできる検査で、痛みはなく薬は使用しないので副作用もありません。検査結果は「パス」または「リファー(要再検)」のいずれかで、入院中にわかります。

▽検査結果…パス(反応あり)
現時点では赤ちゃんの聞こえに心配はありません。ただし、成長の過程で中耳炎やおたふくかぜなど、後になって耳の聞こえが悪くなることや、先天性の原因でも後から難聴が出てくることもあります。耳の聞こえで心配なことがあれば、耳鼻科受診や乳幼児健診などで医師や保健師に相談してください。

▽検査結果…リファー(要再検)
すぐに耳が聞こえていないことを意味するものではありません。生まれたばかりの赤ちゃんは、耳の聞こえが正常でも耳の中に液体が残っていて、最初の検査は「パス」しないことがあります。赤ちゃんの聴力の程度は、今後の検査や観察によって明らかになっていきます。再検査を実施してもなおリファー(要再検)となった場合は必ず精密検査を受けてください。

■聴覚スクリーニング検査費用を一部助成します
対象:4月1日以降、母子健康手帳の交付を受けた人の子ども
助成金額(1回あたり):
・自動聴性脳幹反応検査(自動ABR)2,500円
・耳音響放射検査(OAE)1,500円
※新生児1人当たり1回が限度です。
申込方法:
・北九州市内の医療機関で検査を受ける場合母子健康手帳の交付時に受け取った「新生児聴覚スクリーニング検査票」を使って検査を受けます。かかった費用のうち、助成金額を超える部分を医療機関に支払ってください。
・北九州市外の医療機関で検査を受ける場合医療機関で検査費用を一旦全額支払った後に、払い戻しの手続きをいきいきほーるで行ってください。
※北九州市外の医療機関では、「新生児聴覚スクリーニング検査票」は使用できません。

問い合わせ:いきいきほーる健康課
【電話】202局3212番

■聞こえに対する相談は県乳幼児聴覚支援センターへ
県乳幼児聴覚支援センターでは、支援が必要な子どもの療育開始までのフォローアップや、保護者への相談支援を行っています。相談は、電話・メール・来所で受け付けています。
※来所の場合は予約が必要です。
とき:毎週月・水・金曜日午前10時~午後4時(年末年始、祝日を除く)
ところ・問い合わせ:県乳幼児聴覚支援センター(福岡市博多区博多駅南)
【電話】092-402-2673

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