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地域に受け継がれる、大切な伝統芸能「添田の祭り 神幸祭」

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福岡県添田町

5月上旬、町内各地で行われた神幸祭。苗が植えられたばかりの田園風景の中、山笠(やまかさ)や神輿(みこし)が町内を練り歩きました。また、地域の神社などで神楽(かぐら)や獅子舞(ししまい)、楽打ちなど、皆さんの努力によって継承されてきた伝統芸能が奉納され、太鼓や鐘(かね)、笛の音と元気な子どもたちの歓声が響き渡りました。これからも受け継いでいかなければならない、伝統芸能を奉納する神幸祭の一部を紹介します。

■荒れ狂う獅子と稲作の所作を舞う獅子楽を奉納
「野田神幸祭」
野田地区の獅子楽は、長袖の着物に頭には白色のしゃぐまをかぶり、三階菱の紋の入った胸当て、水色の手甲・脚絆を身につけた小学生以下の子どもたちが、円形に広がって太鼓を叩きながら田植えや稲刈りなど稲作の所作を表現する楽打ちと、舞の種類が大きく分けて5種類と豊富で、笛や太鼓の音に合わせ、動きが激しく勇壮な獅子舞が特徴です。今年の神幸祭では5月13日に加茂神社、14日に貴船神社で獅子楽が奉納されました。

■国指定無形民俗重要文化財津野神楽を奉納
「津野地区神幸祭」
国の重要無形民俗文化財に指定されている津野神楽。5月3日の上津野神幸祭では上津野高木神社のお旅所、また4日の下津野神幸祭では下津野高木神社のお旅所で、津野神楽保存会(井手元宏幸会長)の皆さんによる津野神楽が奉納されました。

■獅子舞を背に楽打ちを奉納
「上落合神幸祭」
5月3日、4日に行われた上落合地区の神幸祭。3日、須佐神社では江戸時代に伝わったとされる、上落合地区の獅子楽が奉納されました。雌雄の獅子の舞いを背に、社殿に向かい2列に並んだ地域の児童11人が笛に合わせて太鼓を打ちました。

■神輿が彦山川を渡る
「桝田神幸祭」
5月14日、男衆に担がれ、桝田地区にあるお旅所を出発した神輿は、地区を練り歩いた後、冷たい彦山川を渡り、熊野神社へと向かいました。

■神社境内に響く歌声
「上中元寺神幸祭」
5月13日、14日に行われた上中元寺神幸祭。4年ぶりの演芸会が諏訪神社で開かれ、地域の皆さんによる露店やカラオケ大会などで大盛り上がりでした。

■金色に輝く神輿が練り歩く
「下落合神幸祭」
下落合地区の神幸祭は5月3日、4日に行われました。男衆が金色に輝く重い神輿を担ぎ地区を練り歩き、4日のお上りでは獅子による馬場入りも行われました。

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