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広報そえだ 町長室

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福岡県添田町

7月の大雨で、添田町、今年も大きな被害を受けました。今回の大雨による土砂災害で被災し、1名がお亡くなりになりました。残念でなりません。ここにお悔やみ申し上げますと共にご冥福をお祈りするしだいです。
毎年の大雨でこれまでも、負傷された方等大きな被害を受けてきました。町としましても皆さんと共に被害をなくすためにと、対応してきたところですが、自然の驚異には太刀打ちできないのが現状です。しかし、何とかしなければと危険箇所の点検や早期避難の呼びかけの実施等行っています。また、大雨災害を受け、土砂の水分含有量を検知し、一分一秒でも早急な避難指示をと、実証研究を行ってきました。大学の室内研究所での実証はほぼ見通せたところですが、現場での対応では十分な成果が見えてこず、未だ研究段階の状況です。
これまでも言われていますが、早期の避難や避難所への退避が間に合わない場合、家屋では高いところや崖から離れた場所など少しでも安全なところへ、常日頃から考えておかなければと思っており、住民の皆様にお願いしています。その中で、今回、ホットラインの重要性を感じたところです。
桜橋付近には国土交通省遠賀川河川事務所(直方市)が設置した監視カメラがあります。モニターも他の場所と共に事務所内にあり、災害時には常時監視しているところです。
添田町も災害対策本部を立ち上げ、避難指示を出し情報収集等対応に努めていた中で、国土交通省遠賀川河川事務所所長から携帯(ホットライン)に「どうも桜橋左岸が崩壊の恐れがあり危ないようです。周辺住民の避難をお願いします。」との連絡がありました。直ちに災害対策本部として、周辺住民の皆様へ避難を呼びかけたところです。幸いと申しますか、護岸は一部崩壊しましたが家屋等倒壊すること無く、住民の皆さんも直ちに避難されたことで事なきを得ました。
このように、国、県、気象庁、遠賀川河川事務所等と情報を共有し、住民の皆様へいち早く提供し、その対応を行っています。今後もしっかり対応していきます。
桜橋の工事はその後、国土交通省遠賀川河川事務所が24時間体制で応急工事を行ったところです。本格復旧は出水期後になります。
今回の添田町の被害ですが、林地崩壊3箇所、林道施設16箇所、道路・河川27箇所、農地農業用施設15箇所という状況です。復旧には時間を要するところもあります。早期復旧に向け対応していきます。皆様方のご理解ご協力をよろしくお願いします。これからは、台風シーズンでもあります。皆さんも日頃からの準備、早めの避難等よろしくお願いします。

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