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広報そえだ 町長室

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福岡県添田町

民間組織「人口戦略会議」が人口の分析結果を発表しました。
2020年〜2050年の30年間で子どもを産む中心の年代となる20〜39歳の女性が半数以下となり「消滅可能性」がある自治体です。福岡県では添田町、川崎町、小竹町、嘉麻市、みやこ町、鞍手町、築上町、東峰村があげられています。
元々少ない数では中々半数は減らないのではとも思いますが、統計から見た推計であり受け止めなければなりません。日本の人口が全体的に減少する中、20〜39歳の女性の取り合いの結果を見ているようで、この統計では根本的な問題は見えてきません。しかし、日本全体の人口増加を考える時(増えるのが良いのかと言う議論もありますが)、それには他町村からの転入もさることながら、20〜39歳の女性の存在は大きいとも思います。
その中で、添田町としては「健康で住み続けられる、住みたくなるまちづくり」を目指しています。
交通アクセスが悪い、企業進出が無い、就職先の不足や人口流出など現実を見据えると、危機感は増すばかりです。
しかし、着実に改善を図っています。BRTひこぼしラインで鉄道網は切らすこと無く繋がっています。博多土産の定番となった明太子風味のせんべい「めんべい」は添田町工場と英彦山工場を有し、女性のパートさんを100名近く採用、今年は正規職員として若い女性社員5名を採用しています。
英彦山を中心とする観光振興、子ども子育ての充実のための学校建設など行っています。添田町を知ってもらおう、添田町を体感してもらおうと観光宿泊施設も「ひこさんホテル和」の復活、宿坊ホテルの検討を行っています。住んでいる高齢者への施策はもとより、子育てや教育面の充実をも図っています。
スピードは遅いかもしれませんが、来て見て、そして住んでもらおうという息の長い取り組みです。もっともっと、添田町英彦山をアピールしていかなければなりません。あらゆる情報発信の手段を取っていきたいと思います。
急激な増加は見込まれません。継続することで繋げていきたいと思っています。「住んでもらえる」にも、知らなければ住めません。住んでもらえるために、添田町の持っている他には無いものを披露しましょう。文化と歴史、自然、人情、きっと心に響き、ひとりふたりと増えていくのではと、楽観的かもしれませんが、そう思い取り組んでいます。
皆さん一人ひとりがSNS等駆使し添田町をアピールしましょう。「みんなでまちづくり」です。

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