春はそこまできています。3月です。新年2025年(令和7年)が明けて2か月がすぎました。新年と言っても役場の新年度は4月からで、この3月は令和6年度の総括の月となり、新しい年度を迎える準備の月でもあります。
「佐々木小次郎が添田町の出身だとは知らなかった」郷土史会の梶谷先生が本を出版、謎を解き明かしています。三上康雄監督の「武蔵」(DVD等で見ることが出来ます)で松平健さんが小次郎に扮した映画でも紹介されています。英彦山大権現の庭園は吉松育美さんやマットさんが日本のハリウッドにと「武蔵〜英彦山秘文〜」の中で紹介し、皆さんが注目しています。知らなかった、何処にあるんだろう。町内の人でもこのような事を聞きます。まして町外の人は知るよしもないかと思った次第です。
そこで、それぞれ紹介してみたいと思います。
佐々木小次郎、諸説ある中で添田町出身とされています。添田と赤村の境にある山、その中に岩石城(454m、山城があり、秀吉九州平定の際、堅牢な城として真っ先に、蒲生氏郷・前田利長が先鋒で攻め落とした)があり、平清盛が大庭景親に命じ築城したと言われる山城です。時代を経て、その城を守る中に佐々木一族がおり、その佐々木一族は山伏の出であり、小次郎もその一族の一人でありました。岩石山(がんじゃく)からもじって、巌流(がんりゅう)と名乗ったとも言われています。秘剣「ツバメ返し」も岩石山の八畳岩あたりで編み出したのではと(私は)思っています。
昨年、役場庁舎横に三上康雄監督の寄贈で佐々木小次郎像が建てられています。一見に値するものです。JR日田彦山線のBRTひこぼしラインの出発駅JR添田駅が最寄り駅、歩いて5分の所にあります。
英彦山大権現庭園。英彦山の雪舟庭園等名勝の庭園群がある中、民間の手で非常に整備された庭園です。場所は、旧しゃくなげ荘の前、めんべいの英彦山工場を横目に大南林道を進むと、英彦山大権現の入口が見えてきます。春は山桜・夏・秋の紅葉・冬と楽しめる素晴らしい庭園です。
Shiosai Project(しおさいプロジェクト)の発表がありました。これは、日本の庭を規模や知名度によらず純粋にその美と質によって評価する試みで、旅館や旧別荘を含む1000の候補地の中から世界各国の専門家により選出された日本庭園のランキング上位50位を毎年発表されています。
2024年度の発表では、1位が足立美術館の庭園で、福岡県内では9位に大濠公園がランクされ10位の京都二条城二の丸庭園を上回っています。
福岡県内で続くのが、21位の我が町、英彦山大権現庭園となっています。知る人ぞ知る、見る人は見ているものだと痛感しています。その他では、41位にアートホテル小倉ニュータガワ、47位に松風園、48位が旧藏内家となっています(しおさいプロジェクトと検索すれば出てきます)。
自然・歴史、文化が息づく町。皆さんが知っていること、添田町の素晴らしさを一人ひとりが発信しましょう。百聞は一見に如かず。多くの皆さんに添田町に来て、見てもらいましょう。
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