■血圧と入浴の関係~危険な入浴・安全な入浴~
湯船につかると、水圧によって血管が圧迫されてマッサージを受けたように全身の血行が良くなります。
しかし、皮膚がピリピリするような42℃以上の熱いお湯につかると、交感神経が刺激されて血管が収縮し、血圧が一気に上昇します。また、お湯から出ると逆のことが起こり、血圧が一気に下がって立ちくらみを起こすことがあります。
このような「急激な血圧の変動」は、心筋梗塞や脳梗塞の発作につながることがあり、注意が必要です。特に冬は、暖房などで暖かくした室内から気温の低い脱衣所・浴室へ移動することで、血圧が大きく変動します。入浴による適度なリラックス効果を得るために、血圧と入浴の関係を理解し、安全な入浴を心掛けましょう。
○危険な入浴の例
・寒い脱衣所(寒暖差がある)
・42℃以上の熱いお湯
・アルコールを飲んだ後の入浴
・サウナで一気に汗をかく
○安全な入浴の例
・入浴前に脱衣所や浴室を温める
・38~40℃のぬるめのお湯
・入浴時間は5分~10分
・入浴後は湯冷めしないようにする
※30分などの長風呂はリラックス効果を得られますが、脱水や血圧変動を引き起こすため要注意!
■くわしい情報はHPで検索
『田川市立病院』で検索
病院ボランティア募集!
問い合わせ:田川市立病院
(【電話】44-2100)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>