■戦争は最大の人権侵害
今年の8月で、太平洋戦争終戦から78年を迎えます。戦後78年が経過し、戦争を実際に体験した人は少なくなり、私たちが戦争の実体験を耳にする機会も次第に減ってきたのではないでしょうか。しかし、昨年2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻など、今もなお戦争により命が奪われ、苦しんでいる人々がたくさんいます。
戦争は、最大の人権侵害です。人権とは一言で「すべての人間が、人間らしく幸せに生きる権利」と表すことができます。
戦争は、人々の生命を脅かし、無条件に人の命が奪われる最悪の行為、つまり生きる権利(生存権)を阻害する行為です。
現在の日本では戦争は行われていませんが、平和を脅かす事態がいつ自分の身にふりかかるかわかりません。過去に日本でも戦争が行われ、数多くの人々の命が奪われたことを忘れずに、現在海外で現実に戦争が行われていることを、当事者意識をもって知り、学ぶことで「平和」とは何かを考えてみませんか。それが私たちの人権を守ることに繋(つな)がるのです。
問い合わせ:人権・同和対策課
(【電話】85-7133)
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