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議会のおしらせ(令和6年3月1日 No. 223)(3)

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福岡県田川市

■一般質問
◆代表質問
○社民党市議会議員団 香月 隆一(かつきりゅういち)議員
『生活困窮者支援』
問:
令和5年10月17日に市議会厚生委員会で滋賀県野洲市を訪問し、生活困窮者支援について行政視察を行った。野洲市は「野洲市くらし支えあい条例」を制定し、生活上の諸課題を抱える生活困窮者に対し、相談者の発見から支援まで行政が責任を持って行うことを条例でうたっている。また、総合相談窓口を設置し、断らずにどんな相談も受け付け、相談者の話を聞く中で生活上の課題や困難を抽出。解決に向け、いろいろな支援をつなぎ合わせるプランを立て、一人一人への支援を実施している。本市でも生活困窮者支援の充実に向けて、条例の制定や総合相談窓口などの設置が必要ではないか。
答:
本市では、対象者の多さや対応職員数の問題等がある。今後、野洲市などの先進自治体から相談体制や地域づくりの取組を生かした、世代や属性を問わない市民の複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を学び、本市の実情に即した総合相談窓口設置による相談支援や地域社会からの孤立を防ぐための交流支援等の研究を進めたい。

『任期付き職員の採用』
問:
令和5年12月から令和8年3月までの期間、課長級の任期付き職員1名を採用するが、採用の目的と職務内容を問う。
答:
一定の知識や経験等を生かした客観的な視点で、職員倫理が疑われる内容の調査・検証の実施が目的。職務内容は、情報漏えい問題等に係る職員の服務や倫理に関する案件、これまでの入札契約に関する行政手続き等の調査・検証などである。
問:
ごみ収集業務民間委託のプロポーザル審査の疑惑は、外部の第三者委員会を設置し、客観的で公正な審議を行い、不正の有無について早急に結論を出すべきではないか。
答:
今回採用する任期付き職員が客観的な検証を十分に行い、具体的な問題点等を精査した上で、第三者委員会設置等を検討し、スピード感を持って対応していきたい。

『田川市政治倫理条例』
問:
資産等報告書は、誰でも閲覧できるようにすべきではないか。
答:
市長等三役分の閲覧は、過去10年間請求がなく、現状で十分と考える。市議会において、議員分に係る閲覧者の見直しが必要となれば、同様の取扱いが望ましいと考えるため、併せて検討していきたい。

○清友会 田守 健治(たもりけんじ)議員
『田川東高校跡地の整備活用』
問:
東高校跡地は中心市街地に位置しており、本市が進めるコンパクトシティ・プラス・ネットワークを実現する上でも重要な土地である。長期間放置するのは本市にとって不利益である。東高校跡地周辺の用途地域は第一種住居地域から商業地域に変更されたが、予定されていた出店計画が白紙となった。その後、新たな商業施設の出店計画があるという話も聞く。早急に次の活用策を検討し、計画を示すべきである。市長の考えを問う。
答:
跡地をどのように活用すれば、本市にとって最も有益になるのか、様々な意見を踏まえた上で活用策を検討していきたい。
問:
市長は伊田校区住民から、跡地に商業施設を整備してほしいとの声があることを把握しているか。
答:
令和5年6月、伊田校区の区長連名での要望書も届いており、伊田校区の住民が商業施設の整備を熱望していることは知っている。
問:
市長はリーダーシップを発揮し、市全体の活力と魅力のアップ、新たな価値の創造に向けて、一刻も早く街の課題解決に取り組んでほしい。東高校跡地の活用については、早急に具体的な活用策を示すよう強く要望する。市長は本市をどうしたいのか、考えを問う。
答:
市民が誰一人取り残されることのない田川市を目指す。

『新中学校の環境整備』
問:
4月に開校した東、西中学校における学習指導及び生徒指導などの現状と課題について問う。
答:
新しい学校づくりに職員一丸となって取り組んでいる。文化発表会や体育祭は、生徒主体で成功させることができた。放送部や野球部など、部活動の活躍も見られる。しかし、一部で生徒指導上の課題もあり、それには家庭での指導のお願いなど、毅然と対応している。また、教育相談や家庭訪問など、生徒の気持ちに寄り添う支援も行っている。生徒一人一人にとって魅力ある学校を目指し指導に取り組んでいきたい。
問:
地域の力を借りながら、理想の学校に向けた体制整備が必要である。教職員の配置状況及び市費負担教職員の配置について考えを問う。
答:
教職員は、全ての人員を配置できている。来年度は生徒指導スタッフ1名を中学校に派遣する。市費負担教職員の配置は、市長部局と連携しながら対応していきたい。

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