議会のおしらせ(令和6年3月1日 No. 223)(7)

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◆個人質問
○社民党市議会議員団　石松　和幸(いしまつかずゆき)議員
『教職員の働き方改革及び教育行政』
問
：平成31年の中央教育審議会答申で、学校・教師が担う業務に係る3分類、「基本的には学校以外が担うべき業務」、「学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務」、「教師の業務」が示されている。教職員の働き方改革の状況を問う。
答
：登下校時の立哨等で地域ボランティアの協力をいただいている。また、給食費は教育委員会が管理し、調査・統計等は、可能な限り教育委員会で回答している。コロナ禍で内容を精選した学校行事は、単に戻さず、真に必要な内容を残すなどの工夫をしている。今後も慣例を見直し、役割分担や適正化を推進したい。
問
：勤務時間外の電話対応等の負担軽減を図るため、留守番電話等の設置を求めてきたが、現状を問う。
答：
来年度から中学校に留守番電話機能の導入を計画している。
問：
スクールカウンセラー(SC)、スクールソーシャルワーカー(SSW)の任用及び配置状況を問う。
答：
SCは、県教育委員会から派遣されている。市教育委員会は、発達支援コーディネーターとして臨床心理士を1名雇用している。SSWは3名任用し、弓削田小、鎮西小、大藪小への拠点校配置をしている。
問：
SSWは継続的支援が求められ、優秀な人材が長く勤められるよう処遇改善が必要ではないか。
答：
予算を伴うため、優先順位を考えながら、検討していきたい。
問：
特別支援教育支援員の増員を図り、勤務時間を4時間から6時間に延長すべきである。見解を問う。
答：
本年度、支援員を1名増員し、その1名は6時間勤務とした。今後も学校現場の状況を把握し、国に財政措置の要望をしつつ、増員や勤務時間の検討をしていきたい。

『新中学校の教育体制』
問：
消耗品が不足しないよう必要な予算を確保すべきである。
答：
新中学校の運営に支障がないよう適宜適切に対応したい。
問：
現行のスクールバスの運行では放課後の生徒指導に支障がある。
答：
学校現場と協議しながら、よりよい運行体制を見いだしたい。

『会計年度任用職員の給与』
問：
人事院勧告に基づく会計年度任用職員の給与改定は、常勤職員と同様に4月に遡及すべきである。
答：
来年度から常勤職員に準じた改定を実施したいと考えている

○清友会　髙瀬冨士夫(たかせふじお)議員
『街路樹と歩道』
問：
これまで平成22年、平成28年、令和2年と街路樹と歩道について一般質問をした。当時は、市民の方から特に多く受けた要望で、苦情の声が殺到していた時期であった。特に、雨降り後の歩道は水溜まりで滑りやすく、歩道の両サイドには雑草が覆いかぶさるなど危険な状態である。街路樹のイチョウの木も大きくなりすぎ、枝葉が茂り、街路灯の明かりが全く機能していない箇所が多く見受けられる。ここ5年間の歩道の整備に係る費用について問う。
答：
街路樹がある歩道の草刈り等維持管理は、土木技師が現地を確認し、市が直接処理すべきか、その都度判断し対応している。その中で、業者に委託した街路樹歩道の草刈り費用については、令和元年度が163万円、2年度が471万円、3年度が507万円、4年度が564万円、5年度10月末現在で401万円と累計で約2100万円となる。また、草刈りとは別に、街路樹のある市道9路線で、イチョウの葉が散る12月と2月の年2回、路面清掃車を使用した清掃委託を行い、約500万円の委託費となっている。これらを合計すると、歩道の維持管理経費として、年間1千万円程度かかっている。
問：
街路樹及び歩道への要望件数が多く、土木技師の数が少ないことから、対応に支障をきたしているのではないかと考える。今後の雇用確保に向けた見解を問う。
答：
近年、大規模災害の発生や景気動向の回復等により、官民問わず土木技師の需要が非常に増大している。それに伴い、本市での土木技師の採用も非常に厳しい状況である。業務の継続性や技術の継承の観点からも、技師の確保は、喫緊の課題であり、採用に向け様々な取組を行っていきたい。
問：
対応の遅れに対し、街路樹や歩道の整備に係る予算が少なく、すぐには整備できないとの回答があった。予算を増額できないのか問う。
答：
市道の整備は、社会資本整備総合交付金を活用しているが、大木となった街路樹の伐木や伐根は、全額、市の予算での対応となる。現在、車道の舗装や道路側溝の整備等、土木課への要望は多様化しており、要望に追い付いていないのが実情である。今後も限られた予算ではあるが、費用対効果を十分に考慮し、該当箇所ごとに有効な施工方法を検討しながら対応を進めていきたい。