■令和5年度一般会計補正予算 常任委員会の主な審査内容
3月補正予算では、決算見込みに基づき、使う予定がない予算が減額され、新たに予算措置が必要となった事業が計上されました。歳入歳出とも14億2,016万8千円を減額し、予算総額は348億3,128万2千円となりました。委員会における審査内容の一部を紹介します。
◆建設経済委員会
所属議員:石松、榊原、陸田、柿田、髙瀬、原田
ここに注目→雇用機会創出事業費…717万1千円減額
商店街等の空き店舗の利活用を促進するための空き店舗活用補助金の申請見込みの減などにより減額するもの。
要望:伊田、後藤寺商店街の振興発展や市内の空き店舗の活性化を図るため、空き店舗活用補助金制度をもう少し拡充する施策があってもよいのではないか。また、市民と協働するような施策も考えてほしい。
■令和6年度一般会計予算 常任委員会の主な審査内容
令和6年度の一般会計予算総額は、341億8,382万7千円で、市長選後の肉づけ予算となった前年度6月補
正予算後の予算と比べ約3億7千万円の減額となっています。各委員会における審査内容の一部を紹介します。
◆総務文教委員会
所属議員:今村、辻、佐々木、山野、梶原、小林
ここに注目→学校給食費 [歳入]8,542万9千円 前年度から1億445万3千円の減額
物価高騰の影響を受ける市民のうち、特に子育て世帯の経済的負担を軽減するための新たな経済的支援策として、市内小中学校の学校給食費に関する保護者負担の完全無償化を実施。
[令和6年度学校給食費(保護者負担)の見込み]
小学生:
・月額4,560円
・年額50,160円
中学生:
・月額5,340円
・年額58,740円
↓
完全無償化
※今回の無償化の事業規模は、年額で約1.2億円を見込んでいます。
◆厚生委員会
所属議員:佐藤、村吉、田守、永松、尾﨑、香月
※村吉議員の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙P.4をご覧ください。
ここに注目→老人クラブ活動等社会活動促進事業費 250万1千円
老人クラブの組織等の育成や充実を図るための補助金を支給するもの。
要望:高齢者人口は増加しているものの、老人クラブの会員数は減少傾向にある。地域コミュニティーの強化には、老人クラブ
の存在が必要であると考えることから、老人クラブの活性化に向けて尽力してほしい。
◆建設経済委員会
所属議員:石松、榊原、陸田、柿田、髙瀬、原田
ここに注目→地域のまつり支援事業費 1,420万1千円
神幸祭やTAGAWA コールマイン・フェスティバルなどの地域で開催される祭りを対象に各種支援を行うもの。
要望:コールマイン・フェスティバル負担金700万円の執行に当たっては、これまで本市が担ってきた実行委員会事務局の移管先を確保すべきである。
質疑:コールマイン・フェスティバルは、実行委員会が実施主体となっているため、本市の負担を減らすべきではないか。
答弁:今後、祭りのあり方や運営等を実行委員会で決めることになっているため、その場でしっかりと議論を重ね、検討していきたい。
[市長提出議案第20号]〈可決〉
○田川市子ども医療費の支給に関する条例等の一部改正について
[POINT]本市の子育て支援策を充実させるため、令和6年10月1日から現在中学生まで完全無償化している子ども医療費の適用範囲を18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある者(高校生世代)まで拡大することに伴い、所要の改正を行うもの。
〈高校生世代まで子ども医療費完全無償化(令和6年10月~)〉
[議員提出議案第14号](提出者:今村[田守、山野、尾﨑、原田])〈可決〉
○田川市議会政務活動費の交付に関する条例の制定について
地方自治法に基づき、田川市議会議員が行う調査研究やその他の活動に必要な経費の一部として、議員に対し政務活動費を交付することに関して、必要な事項を定めた条例を制定するもの。
Q 金額は?
A 議員1人当たり年間18万円で、請求した議員に対して4月に交付されます。年度末に残っている分は市に返還しなければなりません。
Q 何に使うことができるの?
A 市政の課題や市民の意思を把握し、市政に反映させる活動などに使えます。個人的な活動や政党・選挙活動などには使えません。
Q 正しく使われるの?
A 政務活動費の支出は、全て領収書などの支出証拠書類を添付して翌年度4月末までに収支報告書を議長に提出する必要があります。また、この収支報告書は誰でも閲覧することができます。
◎適正かつ有意義に政務活動費を活用して市政発展に活かします。詳しくは、市ホームページもご覧ください。
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