■一般質問
◆代表質問
○清友会 田守 健治(たもりけんじ)議員
『コミュニティバス』
問:
本市のコミュニティバスの運行内容及び令和5年10月の再編について問う。
答:
現在、平日のみ朝6時から夕方19時頃の間に、1日8路線73便を6台の車両で運行している。料金は1回2百円としており、運行管理業務は田川構内自動車(株)に委託している。また、令和5年9月末の西鉄バス路線廃止に対応するため新規路線の設定等の再編を行った。
問:
高校生の利用増加に伴い、一般乗客からの苦情がある。再編後の利用状況及び混雑状況を問う。
答:
再編後は利用者数が約1・3倍、通学定期券の売上が約1・7倍に増加。朝の通学時間帯に、田川伊田駅から東鷹高校までの混雑が常態化していたため、再編により混雑解消を図り、満員状態は解消されている。
問:
コミュニティバスの今後の方針について問う。
答:
デジタル技術を積極的に採り入れており、バスの位置や運行状況を確認できるバスロケーションシステムの運用を開始した。また、スマートフォンで購入できるデジタル定期券を3月から開始する。今後も定期的に運行を見直すとともに、利用者の利便性向上に努めていく。
『JR駅のICカード改札機導』
問:
県内JR(9路線)各駅のICカード改札機の導入状況を問う。
答:
鹿児島本線、篠栗線等の5路線では、全ての駅で導入されている。筑豊本線、久大本線では一部の駅で導入されていない。全ての駅で導入されていない路線は、日田彦山線と後藤寺線である。県内のJR駅158駅のうちICカード改札機を導入していない駅が26駅あるが、そのうち18駅が日田彦山線と後藤寺線である。
問:
田川伊田駅、田川後藤寺駅でICカードが使えずに困ったという話をよく聞く。全国的にも駅の改札はキャッシュレスが常識になってきている。デジタル改革の遅れは地域の衰退にもつながるため、ICカード改札機の導入を強く要望する。ICカード改札機導入の考えを問う。
答:
市民からの要望も多く、利便性向上だけでなく地域の活性化にもつながる重要課題だと認識している。JR九州とは継続的に協議しているが、導入費用や維持管理経費の課題があり協議は難航している。クレジットカードのタッチ決済乗車も含めてJR九州への要望等を続けたい。
○日本共産党市会議員団
佐藤 俊一(さとうしゅんいち)議員
『し尿処理施設、ごみ処理施設及び埋立処分施設』
問:
し尿処理施設の性能保証期間と修繕計画について問う。
答:
性能保証期間及び修繕計画については本市に資料がなく不明。
問:
埋立処分施設建設の進捗状況について問う。
答:
水処理プラント工事及び埋立地の造成工事を契約済みで工事が行われているが、工程表の資料提供がなく進捗率は不明。
問:
新ごみ処理施設の建設完了及び稼働開始時期について問う。
答:
工事完了予定は令和7年3月。稼働時期は田川郡東部環境衛生施設組合定例会で報告があると思われるので答弁は差し控える。
問:
次のごみ処理施設の建設代替地に建設が予定されているサッカー場などの建設時期について問う。
答:
令和6年度中に完成予定との報告を受けている。
問:
サッカー場などについて、建設費、次回施設更新時に発生する撤去費用及び維持管理費はいくらか。
答:
撤去費用は、把握していない。サッカー場の建設費及び維持管理費は、組合議会において正式な報告があるため答弁は差し控える。
問:
大任町に委託しているごみ処理施設等建設に関する資料で、厚生委員会に提供されたもの以外の資料等はあるのか。また、それは求めれば提供いただけるのか。
答:
組合議会や関連の会議で配付された資料がある。情報公開条例に従って開示できるものは提供する。
『バイオマス発電所の設置問題』
問:
田川バイオマスエネルギー(株)が発電時の熱で農作物を生産するハウスの設置場所はどこか。
答:
計画当初は発電所東側に設置するとの提案があったが、発電所北側に変更となり、道路占用許可等の申請が市に対して行われている。
問:
その道路占用許可は行ったのか問う。
答:
現在のところ許可していない。
問:
令和5年12月議会以降、南国殖産(株)等と住民説明会の開催や公害防止協定の締結について協議を行ったのか問う。
答:
本年1月26日に南国殖産(株)及び田川バイオマスエネルギー(株)の担当者と面談し、住民説明会の開催について強く要望したが、現地に来てもらえれば説明をするという従前どおりの回答であった。今後住民説明会の開催、公害防止協定の締結を引き続き事業者に働きかける。
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