議会のおしらせ(令和6年9月1日 No.225) (5)

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◆代表質問(続き)
○社民党市議会議員団　香月　隆一(かつきりゅういち)議員
「田川地区広域一般廃棄物処理施設概要案内(パンフレット)」
問：
田川地区広域一般廃棄物処理施設概要案内として配布されたパンフレットには、具体的な根拠もなくマスコミ批判を記載するなど行政の配布物として問題があると考える。この内容について本市に事前協議が行われたのか問う。
答：
広報紙の発行部数について大任町の職員からメールで問い合わせがあったため、その回答の際に、事前にパンフレットの記載内容の提供を依頼したが、回答はなく、内容の協議は行われなかった。
問：
パンフレットの負担金は、香春町9万8901円、添田町8万8209円、大任町6万4152円、赤村3万2076円、川崎町18万7110円、福智町22万1859円、糸田町7万7517円。本市は570万4701円であり、他の構成団体と比較して異常に高い。この負担金の内訳を問う。
答：
パンフレット印刷代85万8524円、配送料197万4093円、配送キャンセル料169万1217円、かがみ文に要した費用115万4467円、残りのパンフレットなどの返却料2万6400円。
問：負担金について事前協議が行われていたのか問う。
答：
昨年6月の田川地区8市町村衛生担当課長会議で、各市町村の広報9月号に事業内容を掲載することが決定した。その後、広報紙にパンフレットを折り込むことに変更されたが、このことについて、事前協議は行われなかった。また、田川郡東部環境衛生施設組合は、パンフレット配布の契約を本市から引き継いだが、宅配業者との契約金額などは事前に知らされなかった。
問：
本市が業者と契約し配布に着手していたが、同組合はそれを一旦止めた上で、その契約を引き継ぎたいと要望し、本市だけかがみ文を同封して再配布した。そのかがみ文には、「田川市は配布の目途が立っていない」と事実とは異なることが記載されていた。見本も見せずにパンフレットを作り、一方的に再配布を行い、多額の負担金を請求することに納得できないが、負担金への本市の対応について問う。
答：
負担金の内訳を精査した結果、一部承服し難いものが含まれていたため、協議を申し入れたが拒否されている。本市が支払うべきと判断できる部分の支払いは可能なため、検討を依頼する文書を送付したが、これまでに協議は行われていない。

○清友会　髙瀬冨士夫(たかせふじお)議員
「学校給食における窒息事故の防止」
今年2月、福岡県みやま市の小学1年生の男児が、学校給食のウズラの卵を喉に詰まらせて窒息し、死亡する事故が発生した。
平成27年にも大阪市の小学1年生の女児が給食中にウズラの卵を喉に詰まらせて死亡するという事故が起きている。
また、国が平成28年に策定した教育・保育施設などにおける事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドラインでは、窒息につながりやすい食べ物として、ウズラの卵やミニトマト、ブドウなど球形の食材を挙げている。
本市では、よくかんで食べる指導を徹底するとして、ウズラの卵もこれまでどおり提供しているが、他の自治体では、窒息事故を受けて、ウズラの卵や白玉団子など球形の食材の提供を見合わせる動きもある。
本市においても、窒息の危険性のある食材については、喉に詰まらない安全性の高い食材に切り替えるなどの考えはないのか。
また、給食時に担任教職員一人ではクラス全員の児童の表情、しぐさなど、隅々まで目配りができないと考える。給食時における窒息事故の防止対策と緊急時の対応を問う。
答：
学校給食は、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスの取れた豊かな食事を提供することにより健康の増進を図ることに加え、食に関する指導を効果的に進めるため、重要な教材としての役割を担っている。
本市教育委員会では、みやま市の事故を受け、市内小中学校長に対して、給食時の見守り指導と事故発生時の対応について注意喚起した。　ウズラの卵は栄養摂取の面からも給食には欠かせない食材であり、ウズラの卵を使用したメニューは児童生徒に人気がある。
本市では、今後とも給食時の安全面に十分配慮しながら、ウズラの卵や地元産ミニトマトなど様々な食材を活用し、栄養豊かな給食を提供するとともに、正しい食べ方の指導など食育を推進していきたい。
また、給食の安全確保のため、見守りについて低学年を中心にできる限り複数対応を実施し、全体に対しては、ゆっくり、よくかんで食べることの指導を徹底する。
万一事故が発生した場合に、的確に対応できるよう、日頃から研修などを行い、児童生徒の安全・安心な給食の実施に努めたい。