市は、子どもが健やかに育つ環境づくりのため、子どもに食事を提供し、学習支援などを行う居場所づくりを支援しています。
■国際交流ができる居場所
「福岡国際子ども食堂&居場所」は、毎週日曜日にvinahouse(ビナハウス)(西公園)で活動しています。
代表はベトナム出身のブイ テイ トウ サンゴさん(34)です。市内に住むベトナムの子どもたちの学習支援で、言語の違いから授業や進学時に困っていることを知り、より多くの子どもたちを支援したいと思ったそうです。
日本語教師や小・中学校の英語教師など3人のボランティアが年齢や国籍が異なる子どもたちに勉強を教えています。
▽世界の家庭料理を提供
食堂では、世界各国の家庭料理を提供しています。5月14日は、蒸し料理とベトナムのスイーツ「チェー」でした。
「ここでは、違いを認め合い、互いに理解し合うことを大切にしています。誰でも気軽に利用してほしいです」とサンゴさんは笑顔で話してくれました。
■みんなが笑顔になる居場所
「子ども食堂 絆」は毎月第2・4土曜日に簀子公民館で活動しています。
元福岡筑前ライオンズクラブ会長の二田豊昭さん(74)が生まれ育った地域に貢献したいと始めました。みんなでおいしくご飯が食べられる食堂を目標に、港地区まちづくり協議会と地域の住民が調理を担当しています。個人や近隣の企業などから提供される食材や、季節に合わせてメニューを考えています。5月27日はカレーが提供され、多くの子どもたちや親子の笑顔を見ることができました。
▽一人親世帯へのフードサポートも実施
毎月第4土曜日には、一人親世帯に、米や野菜などの食材を提供するフードサポートも実施しています。フードサポートの利用には事前の登録が必要で、登録には要件があります(配布は先着順)。詳細は、ホームページ(「福岡筑前ライオンズクラブ」で検索)でご確認ください。
区内では15団体が活動を行っています(5月31日時点)。活動に興味のある人や団体に寄付をしたい人は区社協事務所にご連絡ください。
問い合わせ:区社協事務所
【電話】092-737-6280【FAX】092-737-6285
<この記事についてアンケートにご協力ください。>