![クリエイティブ・コモンズ](https://mykoho.jp/wp-content/themes/mykoho/img/common/icon_cc-by2.png)
鴻巣(こうのす)山は、市の中心部から約4キロメートル離れた、中央区と南区の境に位置する丘陵地です。緑豊かな自然を守るため、市は昭和50年「特別緑地保全地区」に指定し、環境保全に努めてきました。
鴻巣山で自然活動を行う団体に話を聞きました。
●森と人が共生する里山文化をつくる「こうのす里山くらぶ」
鴻巣山の豊かな自然環境を守ろうと市民が集まり、平成14年に発足しました。季節の移ろいが感じられる、多様な生き物が住む森をつくろうと、育ち過ぎた樹木の枝打ちや間引きなどの管理活動を行っています。
伐採した木材を使って、生き物のすみかや遊歩道の道しるべ、森の小さなダムの役目を担う柵「カントリーヘッジ」などを作ります。秋にはマテバシイのどんぐりを使っておいしい団子も作ります。
設立当初から参加している人は「鳥の鳴き声や木々を吹き抜ける風、土や木の匂いが私たちを癒してくれます。保全活動を通して森へ恩返しがしたい」と話します。
同団体代表の志賀壮史さん(50)は「これからも私たちのペースで鴻巣山の保全に取り組んでいきます」と話しました。
問い合わせ:こうのす里山くらぶ
【メール】soshi@kounosusatoyama.org
【電話】090-7396-6830(志賀)
●見て、触れて、感じる自然「こうのす山であそぼう会」
月に一回(8月を除く)、自然の中で、親子が伸び伸びと過ごす時間を持てるよう、活動の手助けをする団体です。子どもは自由な発想で山を楽しみ、大人はその様子を見守ります。
6月の活動には、11組の親子とボランティアを含む31人が参加しました。虫を見つけたり、梅の実の香りを確かめたり、木の枝で遊んだりしながら、思い思いに山を楽しみました。参加者は「自分だけでは難しい山遊びですが、みんなと一緒なら安心して遊べます」と話してくれました。
同団体代表の大野敦子さん(40)は「子どもは遊びの達人です。機会と場所を提供すれば、自分で遊びを見つけますよ」と笑顔で話しました。
問い合わせ:こうのす山であそぼう会
【メール】kounosuyamadeasobou@yahoo.co.jp
【電話】090-8315-2121(大野)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>