人権スケッチ 第54回

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『インターネット上の人権侵害をなくそう』

さまざまなデジタルサービスの進化により、誰もがいつでもどこでも情報を手に入れ、発信できる便利な社会になりました。今やインターネットは、私たちの生活になくてはならないものです。
市が令和4年度に行った人権問題に関する市民意識調査では、「尊重されていないと思う人権問題」として一番多かった回答が「インターネットによる人権侵害」でした。法務省の調査でも、ネットによる人権侵犯は増加傾向にあります。
SNSなどの交流サイト等で誹謗(ひぼう)中傷の被害に遭った時、情報が拡散される前に削除してほしいのに、窓口が分からない・時間がかかるといった問題があります。
これらの問題を解決するため、サイトの運営事業者に対し、削除要請への迅速な対応等を新たに義務付ける関連法案が成立しました。ネット上で被害に遭った人が、運営事業者に直接削除の申し出ができるようになるなど、法律の整備が進んでいます。
個人が誹謗中傷にさらされたり、偽情報や誤った情報に触れたりするケースは増え続けています。インターネットには、匿名性、拡散性、蓄積性という特性があることを理解し、危険を避けて利用することが一人一人に求められます。

問い合わせ先：市人権啓発センター
【電話】092-717-1237【FAX】092-724-5162