福岡を拠点に活動した美術家オチ・オサム(1936-2015)の回顧展を、市美術館で3月24日(日)まで開催しています。
1955年の二科展入選を機に頭角を現したオチは、前衛美術グループ「九州派」の中心メンバーとして活動しました。1960年代から70年代にかけて2度渡米し、帰国後は米国で得た着想を基に、幻想的な絵画の制作に取り組みました。
回顧展では、初期の作品から晩年の絵画まで、約180点の作品・資料を公開し、ひたむきに表現し続けたオチのユニークな活動を振り返ります。
日時:開催中~3月24日(日)午前9時30分~午後5時30分
※入館は閉館の30分前まで
場所:2階近現代美術室A・B
料金:一般200円、高大生150円
※中学生以下と市内に住む65歳以上は無料
休館日:月曜日
※2月12日(月・休)は開館、翌13日(火)は休館
◆記念講演会
1階ミュージアムホールで次の通り講演会を行います。
いずれも
料金:無料
申し込み:不要
定員:180人(先着)。
▽「オチ・オサムの作品《出口ナシ》をめぐって」
東京都現代美術館の藤井亜紀学芸員を講師に招きます。
日時:2月24日(土)午後2時~3時30分
▽「宇宙(そら)に昇った画家を語る」
オチと親交があった深野治氏(元フクニチ新聞記者、『西日本文化』編集長)が語ります。
日時:3月3日(日)午後2時~3時30分
このほか、当館の忠あゆみ学芸員による関連イベントも開催します。詳細はホームページ(「福岡市美術館」で検索)で確認するか、市美術館(中央区大濠公園【電話】092-714-6051【FAX】092-714-6071)へ問い合わせを。
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