市は、区分所有マンションの管理適正化を促進するため、管理組合向けにさまざまな支援を行っています。
支援制度の利用には、事前相談が必要です。詳しくは住宅計画課にお問い合わせください。
●マンション管理計画認定制度
管理計画が一定の基準を満たす場合に、市から「適正な管理計画をもつマンション」として認定を受けることができます。
認定を受けたマンションは、金融支援制度の優遇措置や、固定資産税(建物分)の減額制度の対象となる場合があります(下記参照)。
●補助制度
(1)管理計画認定の取得に向けた支援
「マンション管理計画認定制度」の取得に向けた合意形成や申請書の作成等に要する費用の一部を補助(上限5万5千円)
(2)再生等の検討支援
・建て替え等の検討に向けた現状調査や、再生手法の比較検討に要する費用の一部を補助(上限30万円)
・長期修繕計画の作成や見直しに要する費用の一部を補助(上限30万円)
●支援事業(無料)
(1)管理士派遣
マンション管理士を派遣し、管理組合の運営、大規模修繕等の疑問などの相談に応じます(原則年1回。築40年以上の場合は最大5回まで)。
(2)管理規約適正性診断
管理規約の見直しのポイントについて、マンション管理士が診断します。
●特別相談(無料)
いずれも電話(【電話】092-711-4808)で予約が必要です。
(1)マンション管理相談
管理全般に関する疑問や悩みについて、マンション管理士が相談に応じます(毎月第1・3木曜日)。
(2)マンションライフサイクルシミュレーション相談
大規模修繕工事や修繕積立金について、試算や相談に応じます(毎月第2月曜日)。
市は、市の支援制度等を紹介したリーフレットや、マンションの運営・維持管理についての解説やポイントなどを紹介した冊子「マンション管理の手引き」を、情報プラザ(市役所1階)や各区役所情報コーナー等で配布しています。
また、快適な住生活のための情報を市ホームページ(「福岡市住まいのインフォメーション」で検索)に掲載するほか、福岡マンション管理基礎セミナーやマンション管理無料相談会を年2回実施しています(次回は来年2月ごろ開催)。
問い合わせ先:住宅計画課
【電話】092-711-4598【FAX】092-733-5589
◆マンションの長寿命化促進税制
区分所有マンションのうち、
・戸数が10戸以上
・築20年以上経過
・長寿命化工事を過去に実施
・令和5年4月1日~7年3月31日の間に2回目以降の長寿命化工事を完了
・修繕積立金を基準未満から基準以上に引き上げて管理計画の認定を取得
を満たすものに、固定資産税を減額する特例措置制度があります。
これにより、長寿命化工事(屋根防水工事、床防水工事、外壁塗装等工事)の全てが完了した翌年度の建物部分の固定資産税が、2分の1に減額されます(1戸当たり100平方メートル相当分まで)。詳細は、市ホームページ(「福岡市 マンション長寿命化促進税制」で検索)でご確認ください。
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