令和4年、全国で約1万人が新たに結核患者と診断され、約1,700人が亡くなっています。結核はいまだ重大な感染症の一つです。
●どうやって感染するの?
咳(せき)やくしゃみに混ざった結核菌を周囲の人が吸い込むことで結核に感染します。症状は風邪と似ています。感染しても、発病するのは感染者の約1割といわれています。体力や免疫力が落ちると、眠っていた結核菌が増殖し、数年から数十年後に発病する場合もあります。咳が続く時などは、かかりつけ医等の身近な医療機関に相談を。早期に見つかると、通院だけで治すことができます。
結核の予防には、普段から健康的な生活を心掛けておくことが重要です。抵抗力の弱い乳児は、結核を発病すると重症化しやすいため、遅くとも1歳前までにBCGワクチンを接種しましょう。
また、結核の発病は高齢者に多くみられます。各区保健福祉センター等で、結核・肺がん検診(胸部エックス線撮影)を行っています。65歳以上の人は毎年検診を受けましょう。予約は、集団検診予約センター(【電話】0120-985-902)へ。
記事に関する問い合わせは、健康危機管理課(【電話】092-711-4270【FAX】092-733-5535)へ。
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